男性が気をつかうべき身だしなみにおいて、「香り」を挙げる方はそう多くないというのが現状ですが、そのパワーたるや想像を超えるものがあるようです。今回のメルマガ『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』では、6つの仕事を掛け持ちする時間管理の専門家であり建設会社の役員も務める石川和男さんが、かつて自身が身を持って知ったという香りの「威力」と、その効果の科学的根拠を紹介。その上で、ビジネスパーソンが清潔感のある香りをまとう重要性を説いています。
※この夏、読みたいメルマガ「最高の1記事」決定! 石川和男さんの記事「ビジネス書は“読む”な。時間管理のプロが勧める『カップラーメン速読法』」が、「まぐまぐ!サマーアワード2021」読者特別賞を受賞しました。
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忙しいビジネスパーソンこそ「香り」を味方につけよう!
コロナ禍での様々なストレス。たとえば、上司と部下のコミュニケーション不足による不快感。満員電車での通勤地獄。激務による疲労。そんな時代だから、見直したいのが「香り」のパワー。
意識が向きにくい「香り」ですが、ビジネスパーソンにとって「香りの身だしなみ」は想像以上の効果を発揮します。
香りが持つ力は周りの殺伐とした雰囲気を一瞬にして和らげ、人々の心のささくれをほどき、幸せな気分にさせてくれます。
以前、こんなことがありました。
建設会社では国土交通省から定期的な調査があります。ランダムに選ばれた作業所は、元請会社の担当と協力会社の経営者たちが会場へ行き、作成した賃金台帳などの資料を説明しなければなりません。
建設関係で働くガテン系。狭い会場に体格のいいオトコたちが集まっています。
普段、話さない者同士が、狭い間隔で置かれたパイプ椅子に座って調査を待つ。色とりどりのニッカポッカ(ひざ下まで丈があるゆったりとした太いズボン)。現場で働く作業員にとっては、履きやすく、足が動かしやすく、高所でのバランスがとりやすい優れモノですが、この会場では隣同士でふれあうため、余計に狭さを引き立たせています。不快感からか、緊張からか、会場は少し殺気立って感じられます。
毎度のことながら、重苦しい雰囲気の会場を覚悟して、協力会社の社長たちと待ち合わせして調査会場へ。ところが、その年は、その輪の中に、社長の代わりに調査を受けにきていた社長夫人がいたのです。その社長夫人の香りがメチャクチャ良いんです!!
男だらけでむさ苦しい空間が、突如としてフラワーガーデンにでもなったのかのようです。
殺伐とした会場の雰囲気を一瞬にして和らげ、ストレスから解き放ち、ふんわりとして柔らかく、それでいて高級感漂う石鹸の香り。
私はこのときはじめて、良い香りが、こんなにも人々の心を癒し、幸せな気分にさせてくれるのだと、知りました。
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