ドラマ『日本沈没』の政府対応が現実そっくり?麻生氏激似「マフィア帽子」副総理、専門家の警告を軽視&官僚の忖度も

2021.10.18
by gyouza(まぐまぐ編集部)
 

官僚の「忖度」でデータ改ざん。はて、どこかで……

それだけではない、里城が副総理と財務大臣を兼務しているという設定自体、最近まで安倍・菅政権で副総理兼財務大臣を務めてきた麻生氏とピッタリ符号する。衆院選の始まる直前に、TBSもなかなか味な真似をするではないか。

他にも、潜水艇「わだつみ」による深海調査で、関東沈没の根拠となるスロースリップのデータ捏造に関わった官僚がすべてを告白するシーンなど、総理や政府に「忖度」する役人が「データ改ざん」に手を染めるシチュエーションは、どこかの国の中枢で起きているような光景ではないだろうか。

田所博士(香川)からの警告を軽視し、不都合なデータを改ざんするよう命じ、国民の命よりも自分たちの地位や利益のために動く。いまの日本政府が、この『日本沈没』で描かれているような私利私欲のカタマリではないことを信じるしかないが、こうした悪事はせめてドラマの中だけにしていただきたいと思うのは私だけだろうか。

奇しくも10月31日(日)は総選挙の投開票日。その前週にあたる24日の第三話で、日本政府や政治家はどのように描かれているのか、今から楽しみだ。

なおMAG2 NEWSでは2020年8月、実際に日本沈没の可能性を指摘していた地質学者への取材をまとめた記事を公開している。今回のドラマとともに、日本近海の地下で起きている現実と重ね合わせながらお読みいただけると幸いである。

【関連】地質学者が捉えた、東北沖と伊豆諸島周辺で大地震発生の「兆候」と「法則」

print
いま読まれてます

  • ドラマ『日本沈没』の政府対応が現実そっくり?麻生氏激似「マフィア帽子」副総理、専門家の警告を軽視&官僚の忖度も
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け