孤独死を防げ。高齢者のひとり暮らしを守る自治体制度がスゴイ

 

高齢者が誰でも、警備会社の鍵預かり付の動きがなければ、24時間で必ず駆け付けてくれる制度が無償で使用できるのは、とてもめずらしいと言われました。24時間で駆け付けサービス付きの場合は、24時間に1回電話回線で連絡をとる電話料金(1回10円)のみ自己負担でOKです。月約300円です。事前に、かかりつけの病院、病気履歴も登録できます。

担当の係りの方は、鍵を預けるのに抵抗がないかを気にしていましたが、何かあったら、鍵を開けてもらわなければ、何もできないので、それは当たり前です。

このサービス、個人で申し込むと、月3,000円ほどの契約料がかかるサービスです。私の場合は…

・まず、どうにも具合が悪くなったら、救急車を呼んで、玄関のかぎを開ける
・その余裕がなければ、緊急装置ボタンを押す
・緊急装置ボタンを押すことができずに倒れたら、24時間以内に警備会社の人が駆けつけてくれる
→そのときに息があるかどうかはわかりませんが、いわゆる孤独死扱いにはなりません

そう友人に話したら、最近は、高齢者が認知症で、とにかくボタンを押すので、娘さんが困って、携帯用の装置を隠している人もいるよ…と。そう言われても…私もそこまでは心配はできないわ(笑)~と。

緊急装置で孤独死を防げる部分があるんだと思います。最初から、警備会社が鍵を預かるしくみで、鍵をマンションの管理事務室のボックスに保管しているケースもあるぐらいですから。また、本当に高齢の親が一人で暮らしている場合は、子供が、カメラを設置して、スマホで様子を見ていることも多く聞きます。

今後も、孤独死を防ぐ取組みはいろいろな方法を駆使して、進むんじゃないかと思います。でも、年金暮らしの方にとっては、サービス費用が高いと使用しにくい~ということもあります。皆さんの自治体はどうですか?

image by: Shutterstock.com

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【著者】 廣田信子 【発行周期】 ほぼ 平日刊

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