その答えはごくシンプルなもので、当たり前とされるようなことをやる人がそもそもほとんどいないからなのです。
私もよく「やるかやらないかだけ」と言いますが、実際にその何かをやる人は、全体の1割もいません。上記したような当たり前とされることでも、全体で見れば、1割以下くらいの人しかちゃんとやっていないのです。
ずっと笑顔でいることを意識するとか、全てのお客様にちゃんと興味を持って接するとか、商品勉強を毎日欠かさずやるといったことも、いざやっているかどうかを聞いてみると、気が向いた時や思いついた時に、たまにしかやっていない人ばかりです。
そういう意味では、売る人の特別感はここにあって、他の大多数の人がやらない当たり前の行動を日々粛々とやっているからこそと言えるかもしれません。
それなりに特別っぽく見えることは、確かになくはありません。でも結局は、それらをきちんとやるかどうかでしか結果は変わりません。
まず何かひとつでも、やるべきことをやってみる。そうでなければ、いつまで経っても目指すべきところには辿り着けません。
大谷翔平は、何か特別なことをやっているから今の結果を出しているのでしょうか?ヒカキンは、何か特別なことをやっているから、チャンネル登録者数が多いのでしょうか?
プロスポーツ選手でも、YouTuberでも、本当に結果を残す人たちは、特別な何かを求めるのではなく、本当に基本だと言われるようなことをとにかく質を高くやり続けている人ばかりです。
特別なことを求める前に、まずやるべきことをしっかりやることから始めていきましょう。
今日の質問です。
・自社で「これをやりましょう」と言われる基本的なことをひとつ思い浮かべてください
・それを3ヶ月続けるために、どのような工夫や意識を持って行動しますか?
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