【書評】なぜ「すみません」と言い過ぎる人はマウントをとられてしまうのか

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自分の価値観を押し付け、他人の欠点を批判してくる、いわゆる「マウント」をとってくる人を我慢している人はいませんか?今回の無料メルマガ『1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』』で取り上げられているのは、 そうしたマウントをものともせず、自分らしい人生を生きるべきと説く一冊です。

【一日一冊】我慢して生きるほど人生は長くない

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我慢して生きるほど人生は長くない

鈴木裕介 著/アスコム

ゲーム「スプラトゥーン2」を2,000時間以上プレイし続けているという医師が教える自分らしい人生を取り戻す方法です。

日本では欧米と比べ、自責の人が多いように感じます。自己評価が低く、自己肯定感も持ちづらい人が多いのです。

よく「すみません」というのが口癖の人がいますが、たまたまマウントを取るような人が周囲にいると、「すみません」に付け入って、攻撃してくる場合があります。そうした時に、そういう言い方は気分が悪いのでやめてください、と言えないとどこまでも攻撃は続くことになります。

「なんだか嫌だな」「むなしいな」「徒労だ」「バカにされたような気がする」…それをきちんと自分で認め、受け入れてみてください。(p45)

確かに世の中には自分を大きく見せるためにマウントを取りたがる人が多いです。他人の失敗や欠点を批判するのに自分の失敗や欠点は笑ってごまかす人。

大切なのは、自分の気持ちを知ることと、ラインオーバーされないようにすることです。ラインオーバーとは、自分の領域と相手の領域の境界線です。例えば、自分の心、体、生活、人生はあなたの領域です。

「こんなこともできないのか」「こんなことは常識だ」「100点でなければ0点と同じ」など相手を一方的にジャッジするような価値観を押し付けてくる言い方をする人は要注意です。

自分のルールを相手に押し付け、相手をコントロールしようとする。これがマウントです。

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