ここで話題は変わりますが、ボディビルコンテストにはじめて出る人は、減量に失敗しがちです。
バルクはかなり増えた。絞ってもかなり筋肉量が残るだろう。
そう思いがちなのですが、実は筋肉内の脂肪が多く、絞ると最初にそこから減っていくため、皮下脂肪が減らないのに全体的に小さくなってしまい、それで絞る気を無くしてしまうのです。
それを防ぐためには、空腹時に軽い有酸素運動をやると良いかもしれません。
夜に食事を摂らせず、空腹状態で朝に120分のサイクリングを行わせた研究では、脂肪の酸化が総エネルギー消費量の平均66%を占めており、特に筋肉中(特に遅筋)の脂肪が使われていることがわかりました。(※6)
バルクアップ中でもときどき空腹での有酸素を行えば、筋肉内の脂肪が増えるのを防ぐことができると思われます。
ただしこの研究では、サイクリングの時間が経つに従って筋グリコーゲン使用量が減り、血漿グルコースの生成と利用が増加しています。
つまり糖新生が起こっているということで、筋肉の分解が起こってしまっていると思われます。
長時間の有酸素は、やはりやめた方がいいでしょう。
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