マイクロソフトがリリースした2画面スマートフォンがいよいよ今週日本上陸となり、話題となっています。18万円からの価格設定ですが、果たしてその価値はあるのでしょうか。メルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』著者でケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんが、 早速実際に使用した感想を語っています。
スマホ最新情報から裏事情まで、石川温さんのメルマガ詳細・ご登録はコチラ
マイクロソフト「Surface Duo 2」に18万円の価値はあるか
マイクロソフトの2画面Androidスマートフォン「Surface Duo 2」がいよいよ日本上陸となった。1月11日より発売となり、価格は18万円台からとなっている。
2画面スマートフォンといえば、最近であればLGエレクトロニクス、かつてはNECカシオも手がけていた。もちろん、折りたたみとなればGalaxy Z Fold 3、Galaxy Z Flip 3が現役だ。
Galaxy Z Foldシリーズは3世代にわたって購入し、使ってきたが、画面を開いた時のサイズ感がなんとも微妙であった。
映像コンテンツを見るのにも、黒い帯が目立つし、サイトを見るのも中途半端感がある。机の上に置き、フレックスモードで使うと横長すぎて、これまた映像を見るのにも、ウェブを見るのにも中途半端なサイズ感なのだった。
その点、Surface Duo 2は13:9のディスプレイを2枚、利用していているため、2つのアプリを起動して表示すると、それぞれで使いやすい比率となっている。
左の画面でメール一覧、右で個別のメールを表示するといったのが見やすいのだ。
LGエレクトロニクスもNECカシオも、どちらも長細いディスプレイだった。Surface Duo 2は13:9のディスプレイというのが意外と便利なポイントなのだ。
実際に使ってみると「もうちょっと、操作性や機能が2画面を意識して欲しい」といった場面に出くわす。
例えば、Teamsでビデオ会議に参加している際、自分のプレゼン資料を共有させようとすると、プレゼン資料を表示している画面だけでなく、もうひとつの参加者の顔が写っている画面まで共有してしまう。
つまり、共有においては「2つの画面」を認識しているのではなく、「2つまとまて1画面」という扱いになってしまっているのだ。
スマホ最新情報から裏事情まで、石川温さんのメルマガ詳細・ご登録はコチラ
Surface Duo 2があればノートPCは不要になるのか?