増えるデジタル性犯罪者の魔の手。親はSNSの悪用から子どもをどう守れるか?

 

5.ネットリテラシーを養う

インターネットは便利で重宝ですが、犯罪者にとっても同様に便利です。

例えば、中年男性が、女子中学生に「なりすます」ことなど簡単です。大人が子供に、男性が女性に、悪者が善人になることだってできてしまうのです。

子どもたち自身も、SNSの便利さや楽しさを知っているからこそ、「いいね」の数を求めたり、自分の写真や動画をシェアしたりします。

それらをシェアすることに、さほど抵抗が無いのかもしれません。

親として、その「抵抗がない」ことにもう少し注意を払うよう促すことが大切です。

そのために、子どもには、インターネット上では、身元が特定されることを伝えましょう。(デジタル記録があるためです)

つまり、名札をつけて歩いているのと同じです。ですから・・・

今から送信しようとするものは、その名札同様に、胸につけて不特定多数に見せていいものですか?

不特定多数に見せていいものなら送ってもいいでしょう。送る、送らないの基準を子どもにしっかりと伝えておくことが有効です。

また、子どもが利用しているSNSを実際に自分のスマホに入れて使ってみることもお勧めします。

使いこなせなくても結構です。いざ、と言うときに全く知らないよりは役立つからです。

こうしたことを日頃から意識し、相談しやすい環境を心がけ、デジタル性犯罪からお子様を守りましょう。

※1:警察庁統計資料
※2:警察庁生活安全局資料 
※3:「1つ、2つ・・・9つ」の9歳まで(思春期前まで)

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