物価もほとんど0%前後で停滞していますが、それはモノを買わないから。物価が上がるというのは、モノに対する買いたい!という需要が多くなると物価が上がってくる。給料が上がれば気分が良くなって、モノが買いたいなあという需要が出てくるので、物価が上がり始める。
だから、賃金が上がると需要が高まるので物価が上がるという流れになる。
逆に物価が上がれば、会社の収益が上がって賃金が上がる。とはいえなかなか収入が上がらないとモノを買いたくても消費を抑えるので、なかなか物価は上がらない。
…おっと、話が飛んでしまいましたが、女性は昔の価値観のせいでどうしても年金額が低い人が多い。
そもそもいつから「男は仕事で女は家庭」という価値観が根付いたのでしょうか。
それは昭和30年の高度経済成長に入ってからですね。
この時期は日本の工業化に対応するために、多くの労働者を募り始めましたが、その労働者を確保するために会社は終身雇用や年功序列を推し進めました。
こうすると男性の雇用が安定すると共に、経済成長によって給料もキチンと上がっていったわけです。
よって既婚女性は、夫の雇用が安定してるなら「じゃあ私は、家事と育児と介護に専念しよう」という事になり、専業主婦となる女性が増えていきました。
そうすると、昭和40年代ごろから「男は仕事に専念し、女は家庭を守る」ものであるという性別役割分担が定着するようになっていきました。
ちなみに、終身雇用や年功序列というのは定年までは会社が面倒見るよ!年齢が上がったら給料も自動的に上げるよ!というものですね。バブル崩壊してからは、コストカットしないといけないのでそんな大盤振る舞いはできなくなっていきました。
お荷物社員をクビにしたり、正社員ではなく非正規雇用に置き換えていく。
よって、成果や能力主義になり、成果が出せないなら辞めてもらうという労働者の使い捨てみたいな時代になっていきました(労働者は労働基準法で簡単にはやめさせられないけど、成果が出ないと会社に居ずらくなる)。