さて、昭和時代というのは農業のような第1次産業や、第2次産業である製造業や建設業などのような肉体労働の会社が主であり、なかなか女性が活躍できにくい産業の割合が高かったです。
しかし段々とサービス業のような第3次産業中心となっていった事で、女性が働ける仕事が増えていきました。
更に、女性の社会進出を助けたのは家事労働の負担の軽減ですね。家電製品が行き渡ってくると、家事労働というのが劇的に改善されてきます。
以前は全部手動だった洗濯も自動でやってくれるし、米も自動で炊いてくれるし、掃除機もあるし…等々家事の負担が軽減されました。
昔はそれこそ家事で一日潰れるなんて当たり前だったわけで、当時からすれば現代はとんでもないほど便利になってるわけですね。
そういうわけで、女性が働きに出やすくなっていきました。
ところがです。
昔の価値観が邪魔するんですね。
家事は今までほぼ女性がすべてやって来たので、そのままの価値観として「家事、育児、介護は女性がやるものだ」となってしまい、それらの負担が依然として女性に付きまとってるわけです。
家事はずいぶん楽にはなったとはいえ、育児とか介護の負担は凄く重いものなので、女性がいざ働くか?家事をやるか?という選択を迫られた時に、どうしてもどちらか一方を選択せざるを得ないのであります。
というわけで女性は家庭を守るものという価値観が出来上がっていったわけですが、その価値観が根強い時を生きてきた人にとっては厚生年金に加入する期間が短いかもしくは無いので年金額がどうしても低くなりますよね。
よって、年金の話に移っていきますが…年金を増やす手立ては無いのかというと、個人の力ではなかなか難しいですが、離婚した時は増やす事は出来たりします。
それは年金の離婚時分割といいます。
最後にちょっと事例で離婚分割してみましょう。
※ おしらせ
2月9日の有料メルマガでも離婚分割を発行しますが、そちらでは正式な計算事例で考えていきます。