ウィル・スミスは逮捕寸前?ビンタ事件で浮き彫りになった日米間の相違とは

 

もう一回、整理します。今回の一連、日米間で大きく世間の反応、見解が違いました。

でも、前半部分、つまり「心情編」は結構、合致してるんです。日本人が言うように「ウィルの気持ちもわかる」「ひどいジョークだよね」「家族を侮辱されるのはナイよね」というアメリカ人は多くいます。

でも、後半部分、つまり「解決編」では、違ってきます。日本の方が言うように「まぁ、暴力も仕方ないよね」と言う意見はほぼありません。

「ウィルの気持ちもわか」ったとして、「ひどいジョークだ」ったとして、「家族を侮辱されるのはナイ」として、でも、だからって「あの行為(暴力)は絶対に許されるべきではない」というのが大方の意見です。そこの部分は、確かに、我が母国と、今住んでいる国では、あまりに大きな相違があります。

でも、人間社会に置いて、最も重要な部分は、後半部分、つまり「解決編」の方なのです。それこそが、妻があの時つぶやいた「だとして、この国では絶対許されない行為だよね、、」なのだと思います。

そして、もうひとつ。いまだに「黒人は怖い」といった間違えた認識を持つ人間も、多く存在します。ノーテンキは僕は、「いつの時代だよ、いまやそんな偏見、もうないだろ」くらいに思っていました。

でも、妻は「その瞬間」をうちの6歳の子供たちに見せたくないと言いました。それは「黒人は怖い」からではなく、「黒人は怖い」という間違った考え方を植えつけてしまいかねないのが「怖い」からです。

そう考えると、ウィルのしたことは、島国のある俳優が動画内で絶賛した「よっ!家族を守って男らしいねー!」というレベルではないのは明白です。結構、重罪なのかもしれません

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