黒海艦隊の旗艦が沈没!
二つ目の悪いニュースは、ロシア黒海艦隊の旗艦「モスクワ」が沈没したことです。
4月14日BBC NEWS JAPANを見てみましょう。
ロシア国防省は14日、黒海艦隊の旗艦である巡洋艦「モスクワ」が爆発によって「重大な損傷」を被り、乗組員全員が退避したと明らかにした。
結局モスクワは沈んだのですが、原因は何でしょうか?
ロシアは爆発の原因を明確にしていないが、ウクライナはミサイル「ネプチューン」で攻撃したとしている。
実際は、どうなのでしょうか?そのうちはっきりするでしょう。もしウクライナのミサイルで、黒海艦隊の旗艦が沈没したとなると重大事件ですね。旗艦=つまり黒海艦隊の「司令塔」ですから。
アナリストらは、今回の爆発がウクライナによるミサイル攻撃によるものだった場合、軍事的に象徴的な意味があるとしている。
米海軍大学ロシア海洋研究所長のマイケル・ピーターセン教授は、BBCのラジオ番組で、「これはロシアの黒海艦隊の旗艦であり、少し老朽化はしているが、黒海におけるロシア海軍力の象徴だ」と説明。
ウクライナは2014年にクリミアがロシアに併合された際に、海軍の大部分をロシアに奪われているとし、「それでもウクライナが、ロシアに大きな痛手を与えるやり方でロシアの軍事力を攻撃できているのは、象徴的な意味で重要だ」と述べた。
黒海艦隊の旗艦が、沈没した。プーチンの驚きと衝撃は、いかばかりでしょうか?
フィンランド、スウェーデンがNATO加盟へ
BBC NEWS JAPAN 4月14日を見てみましょう。
フィンランドのサンナ・マリン首相は13日、北大西洋条約機構(NATO)への加盟を申請するか、「数週間以内に」決めると表明した。
マリン首相はこの日、スウェーデンのマグダレナ・アンデション首相とストックホルムで会談。終了後に共同記者会見に臨み、NATO加盟申請についての決断を遅らせる理由はないと述べた。
ロシアの北の隣国フィンランドは、今年夏にもNATOに加盟する可能性が高くなってきました。スウェーデンも、それにつづきます。
両国は今まで、「NATOに加盟する必要はない」と考えていた。しかし、ウクライナの悲劇を見て、「加盟国でなければアメリカやNATOは守ってくれない」と気がついた。それで、ウクライナ侵攻後、NATO加盟を支持する人が急増したのです。
NATO加盟を支持する人は、2月の世論調査では28%だったが、3月には62%に増えた。
(同上)
プーチンは、ウクライナのNATO加盟を阻止するために、侵攻を決断した。現在30か国からなる反ロシア軍事同盟NATOメンバーをこれ以上増やさないぞと。ところが、1か国の加盟を阻止しようとしたら。2か国加盟国が増えてしまう。愚かな結果になってしまいます。
北の隣国がNATO加盟を目指す。プーチンは、卒倒したことでしょう。