損をしない障害年金。退職後と在職中、病院に行く時期でこんなにも変わる支給額

 

なお、障害厚生年金だけでなく障害基礎年金まで出る理由は、厚生年金加入中は同時に国民年金にも加入してるからです。

というわけで在職中に病院行ったのか、退職後に初めて病院行ったのかでは雲泥の差になったりするので、在職中に病院に行けるのであれば行っていたほうが良いでしょう。

会社に迷惑がかかるから…とか思って退職してから病院に行こうというのは、思わぬ損をする事にもなります。

※ 追記
障害年金は1~5年毎に年金を更新するかどうかを判断するために定期的に診断書を提出してもらいます。

今後、症状や生活状況が改善していた場合は等級が落ちて年金が減額または全額停止となる事があります。

もし、障害基礎年金2級のみの場合だった人が3級に落ちた場合は、障害年金は全額停止となり0円になります。

ところが、障害厚生年金の場合は3級まで年金があるので、3級に落ちた場合は障害厚生年金3級827,631円(月額689,692円)が支給されます。

3級は加給年金や障害基礎、子の加算などは無くなりますが障害厚生年金のみとなります。

こういう場合にも大きな違いがあるんですね…^^; この違いはやはり初診日がどこだったか?という事なのであります。

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佐賀県出身。1979年生まれ。佐賀大学経済学部卒業。民間企業に勤務しながら、2009年社会保険労務士試験合格。
その翌年に民間企業を退職してから年金相談の現場にて年金相談員を経て統括者を務め、相談員の指導教育に携わってきました。
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