日本とニューヨークの映画館のいちばんの違いは、エンドロール時の観客の対応。日本はなぜか、延々とエンドロールの最後の、最後までずっと黙ってみなさん席に座っています。英語苦手な国民が、スタッフの名前の羅列だけの映像をしっかり最後まで見届ける。
対するニューヨークは本編終わったら、そそくさとみんな席を立ちます。劇場自体、エンドロールが始まるや否や、館内の明かりをつける。
なので、最近の作品にありがちな、エンドロール後の、おまけ映像、追加シーンをニューヨーカーは見逃しがちになります(笑)。
余韻もへったくれもないニューヨークもどうかなとは思いますが、咳払いせず、延々と人の名前の羅列だけをじーっと全員で見続ける日本も、少し怖いと感じていました。
ただ今回に限っては、その沈黙の時間がありがたかった。
目を真っ赤にしている中年オヤジの表情は日本では“後指さされモノ”ひょっとすると、違法かもしれません。エンドロールが終わるギリギリでなんとか表情を取り戻し、鑑賞終了。
思い入れはわかったから、作品自体は客観的にどうだったの?観賞後、ニューヨークにいる妻やスタッフにそう聞かれるも、36年間待った作品を客観的に冷静に見れるかバカヤロウ。
観た直後のテンションも影響してるかもだけれど、作品自体、出演作45作品のうち、BESTだと思ってます(客観視は無理だゴメン)。
十分満足できるエンターテイメントでした。戦闘機の空中アクションをCGナシでやる時点で、劇場入場券を購入する価値があると思います。それになにより
マーヴェリックが現役でまだ飛んでいた、その事実だけで。
マンハッタンの最前線からニューヨークの今がわかるメルマガ詳細はコチラ