プーチンまた激怒。「二次的制裁」恐れ露を見放す覚悟を決めた習近平

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6月23日に開かれたBRICSのオンライン首脳会議で、その結束の強さをアピールしていた中国とロシア。しかし習近平国家主席は、プーチン大統領との直接会談を望んではいないようです。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では著者で国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、中国が事実上、対ロ経済制裁に加わっている証拠を提示。その上で、習氏がプーチン氏からの訪露要請を断るなど、ロシアに対して冷淡な態度を取る理由を解説しています。

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【冷遇】なぜ習近平はプーチンに会いたくないのか?

先日、「カザフスタンのトカエフ大統領が、プーチンを裏切った」という話をしました。

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昨日は、「トルコのエルドアン大統領がプーチンを裏切った」という話をしました。

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今回は、中国の話です。習近平は、プーチンに会いたくないのでしょうか?読売新聞オンライン7月4日。

北京の外交筋によると、ロシアのプーチン大統領は、6月15日に中国の習近平(シージンピン)国家主席と電話会談した際、69歳の誕生日を迎えた習氏に祝意を示した上で、ロシア訪問を要請した。これに対し、習氏は新型コロナウイルス対策を理由として、近い将来の訪露は困難との認識を示したという。

そういえばプーチン、2月24日のウクライナ侵攻前に、北京を訪問していました。

両首脳は2月4日の北京五輪開幕に合わせたプーチン氏の訪中の際に対面で会談し、共同声明で「両国の協力に上限はない」と強調していた。
(同上)

「両国の協力に上限はない」というのは、本当でしょうか?

「誰が真の友かは、困難な時にわかる」といいます。プーチンにとって習近平は、「真の友」なのでしょうか?それともカザフスタンのトカエフ大統領や、トルコのエルドアン大統領のように、「偽の友」なのでしょうか?

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