(2)オンラインテスト
次にオンラインテストです。
今回のスタートアップで利用していたのは、TestGorillaというサービス。
ご参考:https://www.testgorilla.com/
職種に合わせた技能テストや言語テスト人間性テストのようなものなど様々ありますし、TestGorilla以外にも多数ありますが、オンラインで受けるのでカンニング対策がされているものが多いです。
TestGorillaは一度テストを開始するとTestGorilla以外のWebページをあけられなくなる他(ネット検索してのカンニングをさせないため)、カメラをオンにすることで定期的にテストを受ける就活者の様子を写真で保存し企業に合わせて送付します。
TestGorillaではなかったですが、テストを受ける部屋をテスト前にすべてカメラでうつして近くに答えを教える人がいないかを確認させるというサービスもあります。
たしかに日本語ができますと言ってもレベルがあるので、初歩的スキルしかない人が翻訳ページで翻訳したものをコピペして回答してしまうかもしれないですしね。
そんなわけでカメラをオンにして受けたわけですが、日本語のテストでめちゃくちゃ面白い文章があって半笑いで受けてたのでそのシーンを写真に撮られてたらちょっと恥ずかしいなと思いました。
ちなみに日本語以外のテストは、データマネージメントのポジションなので細かい部分を見逃さないスキルの確認と統計が少し入ったIQテストっぽいもの、そして人間性を測るテストの主に3種類でした。
人間性を測るテストは例えば、あなたは失敗した後にそのことを引きずるタイプですか?みたいな質問がありまして、回答は、とても当てはまる、少し当てはまる、どちらとも言えない、少し当てはまらない、まったく当てはまらない・・・という感じのものです。
これに関しては間違いはないけども、どのように答えるかを見ますというものです。
スタートアップ企業のテストはこんな感じでした。
なお他の事例では、アマゾンで日本語を使ったデータ系の職種を募集してたので申し込んだところ、1ヶ月以内に受けなさいというテストがありました。
そんなの速攻受けるに決まってるでしょということで、すぐに受けたところアマゾンは同社独自のテストページを持ってました。さすが大手。
テストは主に2つ。
1つ目は同僚とのやりとりでどう対応しますか?というもの。
例えば、「以下のメールがセールス部から来ました。アマゾンは3つを優先して判断します。
1 コスト削減
2 送付スピード
3 ベンダーの信頼性
この3つを考慮した上でセールス部からの質問にはどのように回答しますか?」
回答方法はベンダー4社を4つの指標で4段階評価している表があり、それを優先順位をつけて並び替えるだけ。
アマゾンの3つの指標をもとに並び替えて回答します。
こんな感じの質問が20問くらいあってたしか10分くらいで回答するとかだったはず。
2つ目のテストは上述した人間性を測るテストです。
ただ1つ目のテストの後だし、応募する仕事が細かい部分にこだわっているものだったので、人間性を測るといっても「アマゾン的にはこっちの回答をした人を雇うだろうな」と想定して回答してしまうので本来の自分の性格とは違ってきている感じもありました。
ただし似たような質問が何度かでてきたので、もしかしたらAと回答した人が別の質問でBと回答するのはズレていると、AIが判断して再度質問を若干変えて確認をしてたのかもしれません。そんな意図を汲みつつ、アマゾン的にはこっちの回答する人を望むよねと想定して回答するということを繰り返しました。
なので、こういったテストの対策も簡単にできるのではないかと思います。この回答を選べば採用される確率は高いなどなど。
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