老後に貰える公的年金は平均14万円。少しでも増やすにはどうすれば良いか

2022.08.26
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会社員・公務員が受け取れる公的年金の合計の平均は14万4366円といわれています。この金額を見て、少し心もとないなと感じる人が多いのではないでしょうか。では、年金を月に20万円貰っている人はどのくらいいるのか、将来貰うためには今なにをすべきなのでしょうか。

年金を月20万円もらっている人はどれくらいいる? もらうためにはどうすべきか

会社員・公務員の方が受け取れる公的年金(老齢基礎年金+老齢厚生年金)の合計は平均14万4366円(厚生労働省「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」)です。男性の平均月額は16万4742円、女性の平均月額は10万3808円となっています。

今回は、年金を月20万円もらっている人はどれくらいいるのか、そして月20万円もらうためには年収・加入期間・繰り下げはどのくらい必要なのか、解説します。

■全体の83.9%が年金月額20万円未満

下の円グラフは、厚生労働省年金局公表の「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」による年金月額階級別の老齢年金受給権者数(国民年金を含む)です。1万円ごとの受給者数データがありますが、イメージしやすいよう年金をどのくらいもらえているのか5万円ごとの金額別で示しています。

●金額別年金受給者数

図1

(株)Money&You作成

全体の年金月額は「10~15万円未満」と「15万円~20万円未満」の割合がそれぞれ30.3%と多数派となっています。全体の83.9%が20万円未満です。
男性の年金月額は15万円~20万円未満の割合が最も多く41.5%となっています。20万円未満に絞ってみると76.4%ですから、4人に3人は20万円未満です。
女性の年金月額は5万円~10万円未満の割合が最も多く43.4%となっています。20万円未満に絞ってみると98.7%です。

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