ちなみにプーチンは、この陰謀を知らなかったそうです。どうやって知ったかというと、ゲネラルSVRの仲間が、チクったから。プーチンは、激怒しました。激怒した理由は、「ダリヤ・ドゥーギナを殺したから」ではありません。「陰謀によって、自分(プーチン)の意見を誘導しようとしたこと」に激怒した。それで、プーチンとパトルシェフ、ボルトニコフとの関係は悪化しました。
娘を「聖なる犠牲」にしたとされるドゥーギン。現在のところ、彼が望んだとされる結果は得られていません。「望んだ結果」とは、全ロシア国民が「ウクライナ憎し!」となり、「総動員令が出される雰囲気が醸成される」こと。
皆さん、この話どうでしたか?ロシアを勝たせるために娘を犠牲にした?なかなか信じるのは難しいですね。それでも興味深い話なので、シェアさせていただきました。
この「ダリヤ・ドゥーギナ暗殺事件」。はたして、真相が明らかになる日はくるのでしょうか?ちなみに今回の出所「ゲネラルSVR」。英語字幕もついていますので、興味がある方は、ごらんになってください。
● Несгораемая идеология Александра Дугина или напрасная жертва
https://www.youtube.com/watch?v=ebmmHUzrvU8
(無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』2022年8月27日号より一部抜粋)
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