李議員の夫人、キム・ヘギョン氏の法人カード流用疑惑関連の核心被疑者としてペ某氏という女性がいる。このペ某氏の知人の金某氏が参考人として取調べを受けているときに「極端な選択」をした(1、2か月前になるか)。最初、李議員は「(私と)何の関係もない人が検察、警察の強圧捜査に耐えられず亡くなったが、それが李在明と何の関係があるのか」と反発した。
続いて大統領選挙当時、この金某氏が妻キム・ヘギョン氏の随行運転手だったという証言が出ると、李在明側は「キム・ヘギョン氏の車を運転した人は全く別の人物」とし「ありもしない関係を無理やり作ろうとする陰謀と歪曲」と露骨に否認した。
だが、李在明側が選管に提出した支出明細書に金某氏に選挙キャンプ運転手給与を支給した事実が明らかになると「キム・ヘギョン氏の前を走る先行車両を運転したもの」と釈明した。妻・キム・ヘギョンが乗った車を運転したわけではないということで、目の前の危機だけを免れようと嘘をついたわけだ。
「過半勝利で危機の民主党を救う」と地方選挙と同じ日に行われた国会議員補欠選挙出馬の名分にした李在明は最近、代表候補討論会で「大統領就任後すぐに行われる選挙は結果が悪いということは予測されたが、もっと良い成果を(みんなが)考えたことには同意し難い」と再び自分の言葉を覆した。
「尊敬する朴槿恵元大統領と言ったら、(世間の人は)本当に尊敬していると思ったようだ」と、有権者を愚弄するような発言の前歴まで考慮すれば、彼の「言語リスク」は慢性病のようだ。こんな人がまかりまちがって5年後、韓国の大統領になった日のことを考えると居ても立っても居られない。
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