真木よう子が是枝監督をかばう「もう1つの理由」ハラスメント騒動の裏に“女優魂”と親友・江口のりこへのライバル心?

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女優の真木よう子さん(39)は8日、是枝裕和監督と白石和彌監督のハラスメント報道に関連して、「ひとを傷つける様な人間ではありません」と擁護する意見をインスタグラムに投稿(のちに削除)。真木さんは、一部報道を根拠に自分が慕う映画監督が無関係な人々に過剰批判されることへの憤りを表明しましたが、その真意をめぐっては別の見方もあるようです。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

出演作の映画監督“ハラスメント報道”に猛抗議

真木よう子がハラスメント疑惑を報じられた映画監督、是枝裕和と白石和彌を自らのインスタグラムで擁護するコメントを投稿しすぐさま削除、そして再投稿と不穏な動きを見せ、その真意に様々な憶測が飛び交っています。

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「ハラスメントという言葉遊びは辞めましょうね、本気で傷ついている人がいるのですから…」

削除した理由はスタッフ側が投稿時の写真を変更するため、そして再投稿した理由については改めて真木がその意図を説明してはいるのですが…。

真木と是枝監督といえば、2016年公開の『海よりもまだ深く』、白石監督といえば2018年公開の『虎狼の血』がすぐに思い浮かびます。

女優と映画監督としてそれぞれの関係がうまくいっているだけに、「1人の人間を大勢で醜い言葉で拷問する様な場所を設けないで下さい」と、見当外れな報道に黙っていられなくなったのでしょうね。

真木よう子“失踪”事件が意味するもの

真木というと、私がどうしても思い出してしまうのが、今から5年前の7月期『セシルのもくろみ』打ち上げパーティでの出来事です。

目をつぶると湾岸道路から見上げた小雨に煙るお台場のフジテレビ社屋が鮮やかに蘇ってきます。

“木曜劇場”枠の打ち上げパーティはどこぞのホテルの宴会場なり、有名レストランを借り切って催されることが常でしたが、このドラマはあまりの視聴率の低さだったからでしょうか、同局の社員食堂を時間貸しにして行われたのです。

ここで忘れもしません、パーティの途中で真木が失踪し、大騒ぎになったのです。

“失踪”という言葉は大袈裟かもしれませんが私にはそう伝わってきましたし、主演女優が打ち上げ会場からふっといなくなってしまうなんて聞いたことがありません。

この時関係者の間でちょっとした論争になったことは、真木が女優として数字(視聴率)を持っていないのか、それとも脚本家や演出家の力量不足かということでした。

当時は論争だけで終わりましたが、5年が経過する間にその答えが伺えるようなことも起きています。

このドラマでメインの演出を担当した局員は、2019年に上野樹里主演『監察医 朝顔』を担当、平均視聴率は12.6%という最近のドラマ視聴率ではまあまあの結果を出しています。

『セシル~』のそれは4.5%ですから、単純比較すればほぼほぼ3倍弱の数字を取っています。

さらに昨年6月からオンエアされた波瑠主演『ナイト・ドクター』をも担当、その平均視聴率も11.1%でしたから、これを参考にすると“演出家の力量不足”という答えは的外れだったと立証されたということになりますね。

真木の今回のインスタに関するリアクションを芸能プロダクション関係者に改めて聞いてみました。

すると…“親友と言われている江口のりこの最近の活躍ぶりが、真木の“女優魂”に火を点けたのかもしれない…”という、少々意外とも思える声が聞こえてきました。

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