ちょっと大げさな言い方で、かつこじつけかもしれませんが、ロシアによるウクライナ侵攻とロシアによる核兵器使用の脅しを機に、世界における核兵器をめぐる非常にデリケートなバランスが崩れ始め、そこに人類にとっての別の脅威である気候変動による被害が加わって、広島・長崎へ原爆投下以来、続いてきた核兵器不使用の誓いが破られようとしているように感じられます。
どこかで箍が外れるようなことがあれば、それは言葉では言い表すことが出来ないほどの悲劇を招くことになります。
このような先の見えない世界において、そして北東アジアにおいて、周囲を核兵器保有国に囲まれているという稀有な環境に置かれている日本は、どのように国家の安全保障問題を捉えているのでしょうか?
「今回の中間選挙の結果がどうであれ、日米関係に大きな影響はなく、かつ日米安保条約の適用にも影響はないと思われる」
そう予想しているようですが、果たしてどうでしょうか?
その答はもしかしたら近日中に出るかもしれません。
以上、国際情勢の裏側でした。
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