「日韓トンネル」も容認?外務副大臣さえ統一教会ベッタリの危機的状況

 

でもね、この方、関連団体の会合に複数回出ていて、それからなんと、地元兵庫の関連施設を訪問している、施設を訪問というと、萩生田さんを思い出してしまいますが、萩生田さんは八王子のそういうところに、誰でしたっけ、女性の元タレント(生稲晃子さん!)の候補と選挙応援で施設を訪問していますけれど、この人もそうなんですよ。ちゃんと施設を訪問しているんですよ。で、2016年には「アジアと日本の安全を守る兵庫県大会」とかいうのを世界平和連合でしたか、そこが主催して開いたところに参加している。同様の会ですかね、文鮮明さんの奥さんが色々なところのトップですが、その方が日本に来たとき、代理で秘書を送っている。それだけ密接な深い関係にあるのに、「中身を深く考えずにサインした」「大変軽率でした」。彼らが何をしようとしているのか、私は全然知らないんですよ、と言いたげですが、これはにわかには信じられないですよね。

この件に関する言い訳はほとんど、むしろ地方議員の人の方が正直に、ほとんど私は信者ですと言っているような人も含めてありますし、より正直に仰っているように思うのですが、何もね、隠すことはない、隠したって隠せるものでもないんだけど。とにかく、そういうことです。参考ですけれど、この方、日本の核武装の検討を始めるべきだとも仰っているのですが、そういう方が外務副大臣で良いのですかね。凄い話です。

今の2人、井野さんと山田さんは2人とも非世襲の議員で、公募に応じて自民党の議員になっていった人たちです。ということは世襲議員のような「ジバン・カンバン・カバン」のない状態からスタートした。統一教会からしたら、一番入り込みやすいタイプの議員ではなかったかと思うんですね。

もうひとかたは、大串正樹さんという方。デジタル担当の副大臣で、以前は消費者担当の副大臣だか政務官をしていたことがあります。この方も「推薦確認書」に署名している。この方、所属している派閥の力はどちらかというと弱いところというか、谷垣グループあるいは菅さんのグループに所属している。

こういうデジタルなんとかはおいておくとして、防衛副大臣と外務副大臣、この2人が例えば最近流行の「2プラス2」というのがあるじゃないですか。両国から外務と防衛の担当者が出てきて安全保障問題を話し合う。安全保障問題を海外との間で調整する最もハイレベルの会議、首脳を別にすれば、ですが、実質的に議論したり調整したりするところ。実際にいっぱいやるじゃないですか。「副」がつくから、直接行くわけではないけれど、そういう役回りのところの副大臣がこういう人たちで、べったりとくっついている団体が韓国のカルトだという。これは安全保障上の問題だと言っていいのだと思います。

例のトンネルの話がまだでしたよね。日韓トンネルと言っているものは、佐賀県の唐津から韓国の釜山まで海底トンネルを作る構想です。今現在は統一教会がらみになっていますが、元々は戦前から続く話で、昭和10年代くらいだと思うのですが、弾丸列車構想というものがありました。日本の国内も横断するような高速の列車網を作り、その西の端から海を渡ってさらに朝鮮半島を渡り、かつての奉天まで行き、そこからさらに中国大陸を西進するという、まあ、日本から朝鮮半島、そして中国大陸、これを横断する線路を引こうという気宇壮大な話。

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