この構想、結構ずっと低空飛行で続いている話ですが、私が最初に知ったのは1985年。今から37年前になりますかね。テレビの仕事を始めてすぐに調べようとしたのですが、色々な事情から続かなかった。これ、いわゆる日本ではその一部分が東海道新幹線になり、さらに旧満州地域では満鉄ともつながっているのですね。つなげようとしたんですね。新幹線に乗るたびに「弾丸列車構想」を頭に浮かべてしまうのです。そんな必要はないのですが(笑)。そういう代物です。技術的な可能性はあるのでしょうが、嘘みたいに金の掛かる話ですので、海底トンネルを通すということで。日本のゼネコンが本気でこれを取り上げる可能性があるかというと、ない、ないのですが、実は誕生したばかりのユン政権。ユンさんはこの日韓トンネル構想を進めようとしているらしい。どこまで本気か分かりませんが、そういうことも関係してくる。で、日本の外務副大臣が署名した政策協定書の中に日韓トンネルもあり、それは現在の韓国の政権が進めようとしている政策の一つでもある、重なる、ということになると、ちょっと具合が悪いのではないですかね。あ、そうですか、では済まない話であるような気がしています。
先週の「本会議」冒頭の方ではちょっとややこしい話で、信教の自由との関係の話もありますし、解散命令の解散は別に法人格を失わせるだけであって、信仰を抑圧することではない、その団体に法人格を与えるのは、公的な利益につながるということでやるわけですが、現実には宗教法人に対する税制優遇につながるわけですね。これ税制優遇そのものに対する批判も山のようにありますので、それもちゃんと言わないと不公平だと思いますかが。
昔、よくありましたよね、お寺が敷地の中に風俗営業の店を開業したりして、あるいは駐車場にする、これも税制優遇されていながらそれでいいのかという話もありましたよね。当然。あの、風俗営業の店が悪いと言っているのではなくて、業種によっては、開業に関する制限が色々あるということです。となると、何が悪いのかと言われる向きもあると思いますが、今般の政権の状況を見るに付け、これは毎度品のない表現で申し訳ないですが、「骨がらみ」の状態。
ですから、この前も言いましたが、自民党は統一教会系の組織と言っても良いくらいに相互浸透している。鈴木エイトさんの話の中にあってなるほどなと思ったのは、合意した中に、泊まりがけのセミナーに代議士自身が出席するということが含まれているとありました。これって、場合によっては洗脳を受けるということになりかねない。それから統一教会系の会員さんが自民党に入党する。お互いの組織に相互浸透する現実があったということで、これはやはり、少なくとも何がどのくらい浸透し合っているのか、可能な限り明確にしてから、次の選挙に臨んでいただきたいと思います。
(『uttiiジャーナル』2022年11月6日号より一部抜粋。全てお読みになりたい方はご登録ください)
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