まずはYouTubeを開く。物ごとを「複数の視点で見られる人になる特訓」ってどうやるの?

YouTube logo on the front view Apple MacBook Pro screen. YouTube presentation concept. YouTube is a video-sharing site allows users to upload, view, and share videos. Varna, Bulgaria - May 31, 2015.
 

多角的に見ることで冷静になれる

どうしても、殴りかけられたときに、身がすくんでしまったり、怒りに感情をぶつけたり、っていう風に反射的に見てしまうんですけど、それがアメリカ側からみたときにはどういう風なものなのか、台湾側からはどう見えているのか、っていうこと見るだけで、冷静になれるんですよ。

さらに、もう一歩踏み込んでそういった字幕を見ていくと、分析できたり、多角的に見ることができるんですよ。「多角的に見ましょう」っていう話って僕のサロンではずっとお話しさせていただいているんですけど、こういう時こそ大事なんですよね。

AIの力、字幕の力を頼っていくっていうことがすごく大事なので、この際、会社の休み時間とかでも良いと思うんですよ。

PCでYouTubeを見る、で歯車を押して字幕自動生成、もう一回歯車を押して、自動生成から翻訳して日本語、これをするだけで多角的な視点で同じニュースを他の方向から見ることができるので、ぜひやって欲しいんですよね。

ニュースって動画の作りこみが良くできているから、英語とか中国語とか台湾語が分からなくても、画像がどういう風に出ているのか、どういうトーンで文字や字幕が出ているのかを見るだけで、何に対してどういう感情でいるか、どこに感情が集まっているのか?っていうことがわかるので。

こういう自分が攻撃される対象になったときこそ、外側の目からどう見えているのか?っていうのをYoutubeとかInstagramとかTikTokでいま話題になっている言葉を、現地の言葉でいうと何なのか?Taiwan, Japan, これをGoogle翻訳で台湾語にしてそれをYouTubeに取り込むだけでOKなんですよね。

そういう風にシンプルなことを5分やるだけで、全然変わってくるので、感情が動く時にこそ、自分に危機を感じて多角的に見るっていうことを、ぜひやって欲しいなっていうのが僕からのメッセージです。

バタバタしている時こそ、振り回されずに僕たちの未来をつないでいきましょう。というわけで、バイバイ。

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image by:Alexey Boldin / Shutterstock.com

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IT批評家、藤原投資顧問 書生 1970年生まれ。京都大学大学院工学研究科応用システム専攻人工知能論講座修了。 マッキンゼー・アンド・カンパニーにてキャリアをスタート。 NTTドコモのiモード事業立ち上げ支援を経て、リクルート、ケイ・ラボラトリー(現:KLab取締役)、コーポレートディレクション、サイバード、電子金券開発、リクルート(2回目)、オプト、Google、楽天(執行役員)の事業企画、投資、新規事業立ち上げに従事。 経産省 対外通商政策委員、産業総合研究所人工知能センターアドバイザー等を歴任。 現職は14職目。シンガポール・バリ島をベースに人・事業を紡ぐカタリスト。ボランティアで「TEDカンファレンス」の日本オーディション、「Burning Japan」に従事するなど、西海岸文化事情にも詳しい。

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【著者】 尾原和啓 【月額】 ¥550/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎週 月・木曜日 発行予定

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