元官僚も証言。厚労省がワクチン関連死を国民に伝えたがらない訳

 

日本では、コロナがいつまでも2類相当で扱われているがために、症状のある患者だけでなく、事故や他の疾患で死亡した人に対してまで、逐一PCR検査が行われている。そのために「コロナ死」を見逃さない仕組みができあがっているのだ。

というわけで、厚生労働省のデータを確認しよう。

新型コロナが原因で死亡した人

 

2021年2月:2,159人
2022年2月:6,503人

 

前年同月の比較:4,344人増加

増加数は、たったの4,300人である。しかも、いまだに、コロナ以外の疾患で死亡した人を、「コロナ死」として発表してしまう始末で、本来、それほど注目に値する人数ではない。

他にも目立って急増した死因はなく、差し引きすると、やはり

「2022年2月は、コロナや高齢化による影響以外で、前年の同じ月よりも1万2,600人以上の、ナゾの死者数増加が見られた」

「災害級の死者数の増加」

と言わざるを得ない。

では、一体なにが要因となって、そんなに大勢の人が死んでいるのか。

2022年2月~3月に国内で起きた特殊事項と言えば、ワクチンの3回目接種の本格化だ。田口氏によれば、「ワクチンの3回目接種数と死亡者の増加数との間には、明らかな相関関係がある」という。さらに、人口動態統計速報によると、4回目接種が本格化した2022年8月も、前年より死者が激増している。

厚生労働省 人口動態統計速報(令和4年8月分)

大量の死者数を、「すべてワクチン死」と表現してしまうと、陰謀論と一緒くたになる危険があるため、警戒しながら発言してきたが、厚労省が正式に発表しているデータのみを見ても、ワクチンが無関係とは、とてもじゃないが言えない。

例年なら、インフルエンザや肺炎球菌などで、自然に寿命をまっとうしていたはずの老人が、過剰に守られ、死ぬに死ねなかったことが原因で、「死者数のキャリーオーバーが起きるだろう」という程度の予測は2年前から立てていたが、それをも超える数字であり、ワクチンの追加接種との連動があからさますぎる。

この件について、日本の大手新聞、テレビ各社が、まったく伝えないのはあまりに不自然な話だ。スポンサーである製薬会社への「配慮」か、政府からの圧力か、もしくは、本当に何も知らない、完全なるアンポンタンの能なし集団なのかという話になるが、いずれにせよ、これだけのデータがすでに見えている以上、無視することは、史上最大の薬害虐殺事件に加担するのと変わらない。

一方、米国では、すでにmRNAワクチンの薬害について、法廷で明らかにしようという動きがはじまっている。

フロリダ州では、ロン・デサンティス知事が、ファイザーとモデルナのmRNAワクチンの薬害を調査するための大陪審と、監視のための公的諮問委員会設置の請願し、12月22日、フロリダ州最高裁判所がこれを承認。同州に大陪審の設置を命令した。

Florida Supreme Court approves DeSantis’ petition for mRNA COVID vaccine grand jury

デサンティス知事は、連邦政府から使用を義務付けられたmRNAワクチンについて、「金銭的利益の動機を持つ個人と企業によって押し付けられたものだ」と述べ、「フロリダ州医薬品・化粧品法違反」「フロリダ州不正影響・汚職組織法違反」および「詐欺または詐欺に関わる犯罪」として捜査の焦点を当てる必要があると述べている。

デサンティス知事の大陪審申立書を読んでみたところ、かなりすごい内容だったので、最後にこれを一部抜粋し、翻訳したものを紹介したい。

デサンティス知事の大陪審申立書

■事実関係

 

連邦政府、医師会、その他の専門家は、mRNAコロナワクチンの接種を受けることが、倫理的あるいは市民的義務であり、接種を受けないことを選択することは、利己的で他者に害を及ぼすという思惑を作り上げてきた。

 

他州のある政治家は、ワクチン接種を受けないことを選択すれば、「家に帰って(祖母に)キスをして、(祖母を)殺してしまうかもしれない」とまで述べている。

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