反ワク派に激怒の河野太郎氏が喧伝した「ワクチンの効果」は正しかったのか?

 

「変異でワクチンの効果がなくなるわけではない」

前ページに引き続き、自民党の広報誌『Libre』2021年6月号より、河野太郎氏の発言内容を見ていきます。

質問:アナフィラキシー(急性アレルギー反応)について

 

河野:本当にごくまれではありますが、アナフィラキシーといわれる強い副反応が出る人もいます。その確率はアメリカの報告では100万人に5人程度とされています。

 

アナフィラキシーは接種後30分以内に起こることがほとんどですので、接種後はしばらく会場内で待機していただき、様子を見ることになっています。

質問:変異株について

 

河野:一般的にウイルスは常に変異を起こしていくものです。小さな変異でワクチンの効果がなくなるわけではありません。ファイザー社のワクチンの実験でも、変異株のウイルスに作用する抗体がつくられたとの結果が出ていますので、引き続き接種を進めていきます。

 

また、今後新たな情報が出た場合はその都度公表し、適切に対応してまいります。

質問:薬害が出た場合

 

河野:アメリカでも医療従事者が接種した際のアナフィラキシーの発生率が、一般の人よりも少し高いです。日本では優先接種している医療従事者から、さまざまな情報が丁寧に上がってくるので欧米より数が多いようです。

 

いずれにせよ、日本で起きた副反応の状況は、厚生労働省の審議会で専門家の先生方が逐次チェックし、評価してくださっています。政府として、その結果をしっかり公表してまいります。

 

また、万が一、新型コロナワクチン接種の副反応で治療が必要になったり、障害が残ったりした場合は、予防接種法に基づく救済の対象となり、医療費や障害年金等の給付を受けられます。

質問:相談窓口について

 

河野:厚生労働省に新型コロナワクチンコールセンターを立ち上げました。また、各都道府県には、副反応などの医学的な質問にも対応する問い合わせ窓口を開設していますので、不安なことがありましたら電話でご相談ください。

当時の河野太郎氏は、どこの媒体でもだいたいこういう内容を語っていました。

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