さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。
人間の感覚は物理的な現実と同じくらい重要な意味を持っていることが、近年の発見によってわかってきている。自分が操れる領域、つまり感覚を変化させることによって、あなたも自身の「時間とのかかわり方」を変えられる
自分が抱いている時間の概念を見直せれば、「自分の感覚を超越させる」こと、「時間とのかかわり方を変化させる」こと、さらには「時計が示している実時間にまでも影響を与える」ことに取り組める
私たちが時間を物理的に捉えられるのは、自分や物が動いているからだ
デューク大学の研究者が最近発表した説によると、小さいころの記憶のほうが大人になってからのものよりもずっと長く残っている理由は、人間の体が老化するにつれて、脳による「画像処理」の速度が遅くなるからだそうだ
「たまたま真実に巡り合っても取り合わない」現象は、研究者たちのあいだでは「選択的注意」とも呼ばれている
「マインドフル」な状態のときや、「いまこの瞬間」に集中しているときは、自身の脳が時間をゆっくり認識するようになる場合がある
「恐怖状態」のときにある人間の脳は、通常よりもはるかに多くの情報を取り入れる。そしてそのため、当時の経験を詳細に記憶している
自分が愛するもの、自分自身、自分の人生を同時に見つめると、瞑想状態に入れる
アインシュタインが、かつて「知性の本当の証は、知識ではなく想像力だ」と語ったように、もし想像することが自身の感覚の外にある物体についての「新たなアイデアや概念、イメージ」を生むための人間の能力であるとしたら、想像力は私たちのあらゆる「思考や創造、行動」に影響している
シェルドレイクは、人間の脳は何らかのアンテナとしてはたらいていて、物理的な脳が関与していない領域までをも処理しているのではないかと論じている
脳科学の観点からいえば、人間の脳は、自分の目の前にいる人々の意図や感情を読み取るように、生まれつき「配線」されていると考えられている
人の脳は生まれつき「配線」されている、死んだ後も意識は残り続けるかもしれないなど、なかには、にわかには信じたがたい話も登場しますが、興味深い理論だと思いました。
自分の感覚に集中すれば、自身の時間の捉え方も変えることができる
時間に追われる毎日をやめ、新たな人生を切り拓きたい人に、おすすめしたい一冊です。
ぜひ読んでみてください。
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