■毎年選択可能、申告書に記入するだけ
ちなみに、この扶養対象者は、去年と今年が違っても構いません。
その年毎にそれぞれ選択することができます。
やり方は、サラリーマンの場合、年末に総務から配られてくる「扶養控除等申告書」に扶養対象者の名前などを記入すればいいだけです。
最近では共働き夫婦も珍しくありませんが、その場合、何も考えずに子どもや親を夫の扶養に入れていないでしょうか。
例えば、コロナ禍で夫の収入が一時的に激減したというケースで、今年だけをみれば妻の収入のほうが高いという場合は、妻で扶養控除を受けたほうが有利になるかもしれません。また、子どもが2人いるようなケースでは、夫婦の所得がなるべく均等になるように扶養を分けるのが税務上はベターとなります。
年収がほぼ同じであるなら、夫と妻それぞれで1人ずつ扶養控除を受けるのがいいでしょう。
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