あのスティーブ・ジョブズを30年間コーチした人物が教える「1on1」の進め方

Image of young businessman with cup of coffee communicating with his colleague
 

2.ビル・キャンベルのこと

そんな1on1ミーティングですが、最近面白い本に出合いました。『1兆ドルコーチ』(ダイヤモンド社)という本です。著者は、元グーグル会長のエリック・シュミット。シリコンバレーのレジェンド「ビル・キャンベル」について、書かれています。

私は、ビル・キャンベルのことを全く知りませんでした。彼は、もともと大学フットボールのヘッドコーチですが、ビジネス界に転身して大きな成功を収めました。さまざまな企業のコーチをしていて、特にグーグルとアップルとの関係が強い人です。

スティーブ・ジョブズについては、30年間コーチをしました。ジャック・ドーシー(ツイッター)、ジェフ・ベゾス(アマゾン)、ラリー・ペイジ(グーグル)、S・サンドバーグ(フェイスブック)といった大物にも、大きな影響を与えています。シリコンバレーのレジェンドと言われる所以です。

この本には、チームのまとめ方、成果の出し方、リーダーシップを発揮する方法など、経営者にとって学ぶべき内容が詰まっています。そして、その中に1on1ミーティングの進め方が取り上げられていますので、紹介することにしました。

ビル・キャンベルは、1on1ミーティングを次のようなテーマで進めたそうです。

・ムダ話
・その日の5つのテーマ
・仕事の進み具合
・同僚との関係
・チームの問題
・イノベーションについて

何となく、ありきたりの1on1ミーティングではなさそうです。もう少し詳しく説明しましょう。

 

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