3.ビル・キャンベルの1on1ミーティング
ビル・キャンベルは、1on1ミーティングの最初にする「ムダ話」を大切にしていました。主に家族やレジャーのことなど、プライベートの話をします。これが大切なことなのです。
次に、二人がそれぞれに「その日の5つのテーマ」を発表します。これが、本日の議題です。
以下にあげる「仕事の進み具合」や、「同僚との関係」、「チームの問題」から来る具体的な内容も議題になっていきます。二人のテーマが同じものもあれば、違うものもあるので、テーマは最大10個です。
そして、「仕事の進み具合」では、主に売上の成果や、商品開発について話し合われます。その時、
・どんなことに取り組んでいるか
・それはうまくいっているか
・そして、何か力になれることはあるか
ということを話し合うことが重要です。
「同僚との関係」について話し合うことも大切にしています。これは、上司や上役との関係ではありません。あくまで、同僚との関係です。同僚にどのように評価されているかを明確にします。その評価をあげることで良いチームになるからです。
そして、「チームの問題」に話は移ります。この時に問題になるのは、
・部下をしっかりと指導できているか
・チームに対して明確な方向性を定めているか
・それをことあるごとに強調しているか
ということです。
最後に「イノベーション」について話し合います。たとえば、
・新しい方法を考え、実行したか
・向上するために、何をするか
のようなことです。
あなたも、このような内容で1on1ミーティングをされてはいかがでしょう。ビル・キャンベルのようなアドバイスができるかもしれません。そして、彼は1on1ミーティングについて、こう言っています。
「マネージャーの最も重要な仕事は、部下が実力を発揮し、成長し、発展できるように手助けをすることだ。1on1ミーティングは、それを行う絶好の場所だ」
■今日のツボ■
・1on1ミーティングは組織運営に効果的である
・ビル・キャンベルの1on1ミーティングの進め方は参考になる
・1on1ミーティングは部下の成長発展を助ける場となる
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