元WBCの王貞治監督に学ぶ、一流の「ネガティブな出来事」の捉え方

 

私が考える“ネガティブの捉え方の一流、二流、三流”というものがある。

言っておくが「私は一流で三流の振る舞いはしない」というものではない。もちろん今現在も思わず三流のことを考えてしまう。そんなに簡単ではない。

どんな素晴らしい人格者でも“一流、二流、三流の振る舞い”がミックスされている。ロボットでない限り人はそういうもの。

まずネガティブの捉え方の三流から。ネガティブなことが起こって「チクショウ、あいつが悪いんだ」などと人のせいにする。もしくは「この条件では失敗するのも当然だ」と外部のせいにする。

起こったことに対して“自分以外のせいにする”といった考え方だ。

これは意識しなければ今でもやってしまう。私自身ももちろんあるし「ああ、時々やってしまうな」と心当たりがあるはず。

では二流はどうなのか?何か悪いことが起こったとする。仕事でもプライベートでも、何でもいい。

そんな時、愚痴りたい気持ちをぐっと抑え、「これはいいことがある前兆だ」とポジティブに捉える。人によっては「ツキが溜まってきている」などといった言い方をする場合もある。

こう考えるだけでも「そのうち流れも変わるさ」と気持ちが楽になる。これはトレーニング次第で何とかなる。多少強引だとしてもやっていくうちに慣れるもの。

そして一流の人のネガティブなことの扱いは“そのまま味わう”ということ。

突っぱねるのもなく、都合よく考えるのでもない。まずはじっくりと味わう。ちょっとMぽい感じもするがこれがいい。

良いも悪いも“貴重な経験”であることに変わりはない。そのうえで「この失敗をどう活かそうか」と考える。

ネガティブなことの扱い方の一流を目指す。この考え方を意識して活動するだけであなたのレベルはワンランク上がる。

【今日の課題】

  • ネガティブをじっくり味わう
  • 経験を次に活かす

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群馬県高崎市生まれ。工学部機械科卒業後トヨタホームに入社し、営業の世界へ。 自分に合う営業方法が見つからず7年もの間クビ寸前の苦しい営業マン時代を過ごす。 お客様へのアプローチを訪問から「営業レター」に変えることをきっかけに4年連続トップの営業マンに。 2006年に独立。営業サポート・コンサルティング株式会社を設立。 現在、上場企業への定期研修、講演、コンサルティング業務、経営者や営業マン向けのセミナーを行っている。 個人の営業マン向けとして【営業通信講座】や個人コンサルティングも実施。 2010年より関東学園大学にて学生に向け全国でも珍しい【営業の授業】を行い、社会出てからすぐに活躍できるための知識を教えている。 また(社)営業人材教育協会の理事として営業を教えられる講師の育成も取り組む。 2019年までに56冊の本を出版。ベストセラー、海外で翻訳多数。

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