私が考える“ネガティブの捉え方の一流、二流、三流”というものがある。
言っておくが「私は一流で三流の振る舞いはしない」というものではない。もちろん今現在も思わず三流のことを考えてしまう。そんなに簡単ではない。
どんな素晴らしい人格者でも“一流、二流、三流の振る舞い”がミックスされている。ロボットでない限り人はそういうもの。
まずネガティブの捉え方の三流から。ネガティブなことが起こって「チクショウ、あいつが悪いんだ」などと人のせいにする。もしくは「この条件では失敗するのも当然だ」と外部のせいにする。
起こったことに対して“自分以外のせいにする”といった考え方だ。
これは意識しなければ今でもやってしまう。私自身ももちろんあるし「ああ、時々やってしまうな」と心当たりがあるはず。
では二流はどうなのか?何か悪いことが起こったとする。仕事でもプライベートでも、何でもいい。
そんな時、愚痴りたい気持ちをぐっと抑え、「これはいいことがある前兆だ」とポジティブに捉える。人によっては「ツキが溜まってきている」などといった言い方をする場合もある。
こう考えるだけでも「そのうち流れも変わるさ」と気持ちが楽になる。これはトレーニング次第で何とかなる。多少強引だとしてもやっていくうちに慣れるもの。
そして一流の人のネガティブなことの扱いは“そのまま味わう”ということ。
突っぱねるのもなく、都合よく考えるのでもない。まずはじっくりと味わう。ちょっとMぽい感じもするがこれがいい。
良いも悪いも“貴重な経験”であることに変わりはない。そのうえで「この失敗をどう活かそうか」と考える。
ネガティブなことの扱い方の一流を目指す。この考え方を意識して活動するだけであなたのレベルはワンランク上がる。
【今日の課題】
- ネガティブをじっくり味わう
- 経験を次に活かす
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