楽天グループ・三木谷浩史会長兼社長挨拶を読んで
「完全仮想化という新しいテクノロジーを駆使してコネクティビティの変革を目指しています」と語られているが、もう少し、具体的な「変革」について知りたいところ。確かに通信料金は安価に提供できるのかも知れないが、それ以外に「ユーザーにどんなメリットがあるのか」を打ち出して欲しい。
完全仮想化ネットワークは確かに楽天モバイルが参入したときは「新しいテクノロジー」だったかも知れないが、年数を重ねるにつれ「一般的なテクノロジー」になろうとしている。ここでさらなる革新的なテクノロジーを造っていかないと他社に追いつかれるのは時間の問題だろう。
三木谷会長もかつて「全国4000局にMECを置く」と語っていたので、そろそろ、そのMECでどんなことができるのか、このテクノロジーとイノベーションで社会がどのようによくなっていくのかをアピールしてもいい時期のような気がしている。
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image by: Guillaume Paumier, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons
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