なぜならその人こそが、自店にやってくるお客様だから。
店頭に立っていると自分の店へ足を運んでくれる人のことしか目に入りません。
だから、店前を歩いているお客様に挨拶もできなくなってしまうし、少し自分たちのテイストと違う人がいても気にも止めなくなります。
ですが、店の前を歩いている人はお客様候補であることに変わりはありません。
今の時点でまったく興味などなくても、何かのきっかけで興味を持ってくれて店に入り買い物をしてくれる可能性はゼロではないのです。
そんなお客様候補の方々には、どんな人たちがいるのかを知る。
年代や雰囲気、自社の商品を使っていそうかはたまたそうではなさそうなのか。
そうしたことを細かに観察すると、自分がどんな姿勢で店頭にいるべきかを少し考えることができます。
新入社員だけではなくて、異動で店舗やエリアが変わった人でもこれは基本のキと言える行動です。
それくらい街を知り人を知ることは、小売業にとっては欠かせないことなのだと思っていてください。
ただぼーっと人を見るのではありませんよ。
今日の質問です。
・自分の店の近隣を歩く人たちを知ることは、自身の接客にとってどんな効果があると思いますか?
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