欧州は黙認か。中国に台湾侵攻を決意させたマクロンの「余計な一言」

 

核兵器使用に躊躇なし。中東で進むイスラエル包囲網の構築

もう1つが、中東の動きである。イランが中東全域で親イラン武装勢力の結集に動いている。イランとイスラエルの間で続く隠れた戦争が新たな段階に差し掛かっており、先行き不透明感が強まっている。コッズ部隊のエスマイル・ガーニ司令官は最近、中東各地の武装組織の指導者らと秘密裏に会合を重ねてきた。シリアとイラクで活動する組織も含まれるという。

イスラエルのネタニエフ首相は、司法改革に反対するガラント国防相を罷免したが、司法改革を中止して、イスイラ戦争に備える必要が出てきた。勿論、ガラント国防相の罷免も中止した。

オースティン米国防長官は、ネタニヤフ首相らと会談し、イランの核開発で危機感を共有して、共同対処することになっている。

しかし、中東でサウジ、UAEもバーレンなどもイランと国交を回復して、イスイラ戦争になっても、良くても中立の維持でしかない。イランは、イスラエル孤立化で、全面対決になる。この方面では核抑止は効かない。お互いに核を使う可能性が高い。

ロシアは核技術と交換で、武器をイランから得ている可能性もある。

北朝鮮も同じように、ロケット技術と武器をロシアと交換している。このため、ロケット技術の進化が止まらないことになっている。

しかし、通常戦力がないので、中国の台湾進攻時でも韓国への侵攻はないとみる。

さあどうなりますか?

(『国際戦略コラム有料版』2023年4月17日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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