誰もが、今この瞬間から「一流」になれる
一流の見習いであったからこそ、一流の若手になれたのであり、一流の中堅になり、一流のベテラン、一流の指導者へと成長して行ったのです。
掃除といえば手を抜いて、営業といえば喫茶店で時間を過ごす。できるだけ楽をして、他の人と同じ給料をもらうことばかりを考えて見習い時期を過ごしてきたという三流の見習いだった人が、一流の指導者へと変わっていくことはないんですね。
それは何も新入社員に限った話ではなく、我々も同じですね。例えば先生であれば、10年もすれば「授業」なんて誰でもできます。
でも、それを誰にもできないレベルに仕上げる人は、ほんの一握りです。そして、それを誰にもできないくらい続けている人ともなれば、思い当たる人がいないくらい稀な存在でしょう。
「一流というのは、今この瞬間になれるものなんだよ」
僕は日頃からそう伝えています。でも、そのためには、仕事は技能によってするものではなく、心でするものだということを忘れてはいけないと思っています。
と言うわけで、今週の一言。
「誰でもできることを、誰にもできないレベルまで、誰にもできないくらい継続してみよう。その瞬間に君は唯一無二の一流になっている」
あなたも一流を目指すのをやめて、この瞬間に一流になりましょう。一流の見習いで十分ですから――
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