下戸な上司に酒好きの部下。苦痛な飲み会はどう対応すればよいか?

Multiethnic group of businessmen spending time together drinkingMultiethnic group of businessmen spending time together drinking
 

ビジネスにおける接待やコミュニケーションの中で飲み会はよく使われますが、お酒が飲めない人はどう対応したらいいのでしょうか。メルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』著者で、世界的なコンサルティング会社マッキンゼーで14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんが回答しています。

お酒が苦手なので、部下や顧客との飲み会が苦痛です。うまく対応する方法はないでしょうか

Question

shitumon

部下が10名ほどいる営業所の所長です。地域柄か、部下のほとんどは飲み会が好きです。自分は目的がない飲み会はしんどく、無理やり人に合わせなければいけない時間もしんどいです。4、5時間の飲み会の場合、翌日にダメージが残ります。取引先ともかなり頻繁に飲み会があり、しらふで通していますが、ストレスです。どのように対応すればもう少し楽になりますでしょうか。

 

 

 

赤羽さんからの回答

ご相談どうもありがとうございます。お酒が好きなら問題ないと思いますが、飲めないとなると辛いですよね。ただ、ウーロン茶を飲んでいれば、実は全く問題ないです。

部下とは月1回、2時間ほどしらふで付き合ってください。そのとき、徹底的にアクティブリスニングをし、一人でも多くの部下の話をしっかり聞きます。部下は上司が下戸だからお酒が飲めないわけでもないですし、話をしたくなくなるわけでもないです。

真剣に聞く姿勢、受けとめる姿勢があれば、多くの部下はここぞとばかりにあれこれ話してくれるはずです。

ただ、「部下が黙ってしまって話が全く弾まないからいろいろ質問してもいいか、質問しないと間がもたないが」とよく聞かれます。

これは、こちらに聞く姿勢がないため、そんな上司に話したくない、話したってしょうがない、と思われていると考えたほうがいいです。なぜかそういう上司に限って、部下が話さない理由がまさか自分にあるとは想像もしていないようで、なかなか改善しません。

取引先との飲み会ですが、これは各取引先と1~2ヶ月に一度、2時間ほどの一次会にしらふで付き合えば問題ないです。二次会、三次会に必ず行かなければいけないような取引先、しかもその全部をこちらが支払わなければならない取引先は、不健全ですので、そもそも取引先としては縁が切れてもしかたありません。

売上至上主義でモラルも何もない企業においては、このような考え方は到底とれないかもしれませんが、かなりグレーな行為なので、避けるしかないと思います。上司がそれを許さないなら、転職を真剣に検討したほうがいいかもしれません。

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ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクター 東大工学部卒業後、コマツにてダンプトラックの開発に携わる。スタンフォード大学大学院に留学し機械工学修士、修士上級課程を修了後、マッキンゼーに入社。ソウルオフィスをゼロから立ち上げるなど、14年間活躍。その後、ブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業し、ベンチャー共同創業・経営支援、大企業の経営改革、経営幹部育成、新事業創出に取り組む。韓国、シンガポール、インド、ベトナムなどの企業を支援。 著書に 『ゼロ秒思考』 『速さは全てを解決する』 『瞬時に切り返す会話術』 『自己満足ではない「徹底的に聞く」技術』 など、国内24冊、海外23冊。合計113万部超。 内外での講演多数。東京大学、早稲田大学、電気通信大学、北陸先端科学技術大学院大学講師。

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