辛坊治郎氏が暴露、ジャニーズ事務所「性加害」のウラ。ジャニー喜多川氏の淫行を「知らなかった」わけがない理由

Tokyo,,Japan,-,23,September,2021?johnny,And,Associates,Co.,,Ltd.
 

ジャニーズ事務所の創業者・故ジャニー喜多川氏による未成年所属タレントへの性加害疑惑が大きな社会的関心を呼んでいます。この件に関して、「今回の報道で初めて知った」などと言う業界内の人間は嘘つきでしかないと断言するのは、ジャーナリストの辛坊治郎さん。辛坊さんは『辛坊治郎メールマガジン』の記事中で、英BBCが大々的に報じ、さらに複数の被害者が告発を行っているこのスキャンダルに対して、国内マスコミが及び腰な理由を解説しています。

ジャニーズ性加害問題、国内報道なぜ後手後手に?

先日来、業界関係者でない複数の知人から、「何で、イギリスのBBC放送がドキュメンタリーで伝えて、日本でも被害者の実名記者会見まで開かれたのに、ジャニーズの先代トップの男子児童に対する性的虐待問題を日本のマスコミは扱わないのだ?」という質問を受けました。

勿論、「テレビ局などが番組作りで世話になっているジャニーズ事務所に忖度して扱わない」という事実はあるでしょう。でもね、問題はそれだけじゃないんです。

私は、このあたりの事情は一般の人の間でも共有されていると思っていたんですが、先日飲食の席でこの問題を説明したら、「そういうことなんですね!」と驚かれて、逆に私が驚きました。

もしかすると、私が「世間の常識」と考えていることが、必ずしも「世間の常識」ではない可能性に気が付きましたので、今回は、この問題を解説しておきます。

故ジャニー喜多川氏の性加害を「知らなかった」は嘘つき

まず、テレビ業界人として、「ジャニーズの先代社長が、いわゆる『ショタコン』と呼ばれる、若年男性に対して性的嗜好を持つ人物だったのだろう」というのは常識です。

この問題について発言する業界人の中には、「今回の報道で初めて知った」的な事を口にする人がいますが、私の感覚ではそんな人は「単なる嘘つき」です。

だって、銀座にはもうずいぶん前から、「売れずにジャニーズを退社した元タレントさんが集団で働くおかまバー」があって、そこでは、先代トップの性的虐待の様子が、夜な夜な赤裸々に語られたりしています。

業界にいて、この話を聞いた事がない人はまずいないでしょう。

ですから、昔、週刊誌が、当該人物が存命中にこの問題を書いた時も、今回イギリスのメディアが大々的に取り上げた際にも、正直な業界人の感想は、「そんな事知ってるよ」なんですね。

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