【男の更年期】いくつあてはまる? 30代も危ない男性更年期障害

2015.02.05
by まつさん。
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更年期障害と聞いて自分には関係ないと思っている男性の皆さん、最近夜の元気がめっきり減った…なんて自覚はないでしょうか。実はその症状、更年期障害かもしれません。

更年期障害と言えば、閉経前後の時期に女性がなりやすいと言われてきました。しかし近年、男性にも更年期障害があることが明らかになってきました。男性には女性の閉経のようなわかりやすい変化がない上に、個人差が大きく時期も長く続く傾向があると言われています。そのため女性より重症になりやすいのが男性更年期障害の特徴と言われています。

いくつあてはまる?男性更年期障害チェック

・夜の元気が出ない(EDなど)
・昔ほどのガツガツした気持ちが起こりにくい(男気がなくなった)
・体毛が薄くなった
・集中力が続かない、やる気が起きない
・顔がほてる、のぼせる、多汗気味
・めまいや吐き気がある
・手足がしびれる
・眠れない、常に眠気がともなう
・自分自身を追い詰めてしまう(うつ症状)

更年期は老化とともに性ホルモンの分泌が少なくなってくる時期のこと

女性の場合、加齢や閉経に伴いエストロゲンと言われる女性ホルモンの分泌が少なくなってくることを言います。男性の場合は加齢とともにテストステロンという男性ホルモンの分泌が少なくなってきます。これらのホルモンは身体や心の調子を整える「自律神経」をコントロールする重要な役割を担っています。

更年期に入りエストロゲンやテストステロンが減少すると、コントロールしている自律神経の働きの調整が乱れるため上記のような症状を引き起こす原因となります。

男性更年期障害の特徴

個人差が大きい

更年期障害と言うと一般的には女性の閉経時期である40代後半~50代前半と思われがちです。しかし男性の場合は個人差が大きく30代から症状が出る人もいれば50代で発症する人もいます。ホルモンの減少は加齢だけではなく、過剰なストレスや運動不足なども影響してくるため、生活スタイルで発症のタイミングが大きく異なります。

症状を意識しにくい

男性更年期障害の厄介な点は、様々な症状が日替わりで発症することです。女性の更年期障害に起こりやすい頭痛やからだのほてりだけでなく、自律神経失調症のような症状からうつ症状、泌尿器系の異常などがその日その日で変わりやすいため、医師の判断も難しいと言われます。男性更年期障害の確認方法としては、血中のテストステロンの濃度を測ることが最も判断しやすいでしょう。

何がつらいのかがわからない

男性更年期障害は様々な症状が不定期に出やすいのが特徴です。そのため自分が何に苦しんでいるのかが分かりにくく、医師への相談の際にどの病院にかかればよいのか、医師にどう説明すればいいのかわからず、あらゆる病院をまわる羽目になりやすいと言われています。「なんだかわからないが、なんとなく調子がおかしい」これこそ男性更年期障害の特徴と言えます

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