プーチンも統制取れず。アフリカ首脳陣訪問中のキーウを攻撃の謎

 

ロシアの状況

プーチンは、バフムトを維持に固守しているようだ。この件では、ショイグ国防相とは意見が合わずに、一時的に関係が気まずくなり、ショイグ国防相は、即座にヘルソン州の最強部隊をバフムトに送っている。

この結果、プーチンがワグナー軍などの民間軍事会社に軍への契約を促し、プリゴジンもプーチンの説得を受け入れてが契約するようだ。

ロ軍の組織体制がやっと、正規軍の近代戦に対応してきた。戦術大隊編成から諸兵科連合師団に再編して、機甲戦への対応ができて、かつ地雷原の防衛線と砲撃キルゾーン、電子戦、戦闘ヘリなどを複合的に組合せた戦術が可能になってきた。

これで、ウ軍の近代的機甲部隊に対応できるようである。ソ連流の戦い方に変更したことで防衛線を有利に守れることが可能になった。

ゲラシモフ総参謀長官の戦術や戦略構想が実現化しているが、1つ気になるのが、プーチンの戦術への介入であろう。このため、兵力の分散が起き、兵力の集中ができない。もう1つが、欧米兵器の質の高さであろう。

防衛線で有利になったことで、プーチンは16日、ウクライナ侵攻でロ軍の優勢を強調し、国際社会が懸念している核兵器使用について「必要性がない」と否定したが、「最初の核兵器がベラルーシ領内に移された」と述べた。

しかし、サンクトペテルブルクとモスクワの市議会議員は、ウクライナからの即時撤退を求める書簡を公開した。理由は、すべての人にとって戦争の代償は高くつくからだという。徐々にロシア国内でも、即時撤退論が出てきているようだ。

さあどうなりますか?

(『国際戦略コラム有料版』2023年6月19日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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