ミュージシャンの山下達郎(70)にバッシングが集中している。ことの発端は、音楽プロデューサーの松尾潔氏(55)が音楽プロダクション「スマイルカンパニー(以下SC)」との契約を、不本意な形で解除されたと発表した1日投稿の以下のツイートだ。
15年間在籍したスマイルカンパニーとのマネージメント契約が中途で終了になりました。
私がメディアでジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長に言及したのが理由です。
私をスマイルに誘ってくださった山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと、残念です。
今までのサポートに感謝します。バイバイ!
— 松尾潔 (@kiyoshimatsuo) July 1, 2023
このツイートが大拡散。山下といえばジャニーズ事務所所属タレントへの楽曲提供でも知られるため、「ジャニーズへの忖度では」とネット上は騒然となった。その後、松尾氏が自身の日刊ゲンダイ紙での連載「松尾潔のメロウな木曜日」で、ことの発端や弁護士を通じてのやりとりを掲載したことで、SNS上では山下とSCの対応に怒りの声が殺到し、大炎上状態となってしまった。
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注目の山下達郎ラジオ、批判するつもりが…
これを受けSCは、9日14時から放送の山下がパーソナリティを務めるFMラジオ番組『山下達郎のサンデー・ソングブック』内で「本人より大切なご報告がございます」と発表。当日は山下が約7分間にわたり自身の思うところを語った。
ところが、その「声明」の発表が番組中盤だったため、期せずして多くの人々が番組開始から30分ほどの間、山下の楽曲を聴くことになるという事態に。
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この日はRCA/Airレーベル時代の名盤『ムーングロウ』から「FUNKY FLUSHIN」「RAINY WALK」「愛を描いて」「TOUCH ME LIGHTLY」が、山下のコメントまでの間にオンエアされた。
このファンキーからメロウに流れる畳み掛けるような選曲に、怒り心頭であったはずの反山下派も思わず反応。そして従来のファンは改めて「達郎」の秀逸な楽曲に痺れた「ファンキーでメロウな日曜の午後」となってしまったのだ。これは松尾氏も、当の山下も予想外だったに違いない。
サブスクを解禁していない山下だけに、ここまで彼の楽曲を良い音で連続して聴ける機会は、彼のコアなファン以外であれば稀だろう。コメントが始まるまでの間、多くの「初めてのリスナー」に、RCA/Air時代の山下の曲はどう聞こえていたのだろうか。
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