子供だけじゃない。9月1日が教師にとっても「魔の日」である理由

 

一方で、先生が多忙な原因の一つが、保護者対応です。大した問題じゃないのに学校に電話をしてくる保護者は…結構います。

「子供の成績がこんなに悪いのは、あなたが悪いと言われた。私が三流大学なので信頼してくれないんだと思います」

「文化祭の準備中に頻繁に電話がきました。子供が満足できるようにしろとか、子供に聞いたけどあれはまずいだの、いちいち言われた」

これらは実際にあったケースです。いっそのこと、学校への電話は緊急時以外は繋がらないようにした方がいいのでは?企業だって、AIチャットを利用したり、コールセンターを設置してるのですから、学校だってそうすればよろし。それほどまでに保護者の電話利用のハードルは下がっているのです。

いずれにせよ、先生の働き方改革は、保護者や地域の協力なくして実現できません。先生が生き生きと働いているのを見た子供は、「働くっていいなぁ」って思うでしょうし先生が苦しそうに働いてるのを見た子供は、「働きたくない」と思うようになる。

学校の存在意義が問われている今だからこそ、先生の応援団に一人でも多くの人がなることを心から願います。

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