なぜ「浮気調査は自分でやる!」と言う依頼者は“自滅”するのか?

Front view of a sad teen checking phone sitting on the floor in the living room at home with a dark background
 

それから半年経った先日、その方から電話が来たのです。

「後藤さんの言う通りでした。今大変なことになってます。でも、証拠を撮りたいんです!今回は全てお任せしますから、なんとかお願いします!」

「どんな状況になったんですか?」

「あの後、旦那が女とホテルにいくことがわかったので、私そのホテルの駐車場で待ってたんです。そうしたら2人で現れて!スマホで動画を撮ったんですが、撮っている途中で旦那が私に気づいて、私車から引きずり出されて、首を絞められました!そうしたら女がそこから走って逃げだしたんです!私、許せなくて旦那を振り払い、女を走って追いかけました!でも逃げられて…。ずっと付近を探してたんですけど見つからなくて。車に返ったら、警察がいました…。警察の方に話をしたんですがなだめられるばかりで」

「なかなか修羅場になってますね…。」

「はい。その後、旦那は家を出て行きました。私を訴えるらしいです」

「それで、まだ続いているかどうか、続いているなら浮気の証拠が欲しいということですか?」

「はい。なんとかお願いしたいです」

「わかりました。非常にリスクがあるので、時間をかけてやらないといけませんが、できないことはないと思いますので、やってみますか」

案件としては先週、なんとか旦那さんの居所(女性と暮らしていました)を掴み、そこで宿泊の立証を行い、なんとか証拠は撮れました。

しかし、警戒心もひどく、ものすごくリスクのある、難易度の高い調査となってしまいました。

普段よりも当然コストがかかり、今後も色々と問題が起きそうな予感…。

ほんと、初めから任せてくれよ…。

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平成3年生まれ。探偵歴10年。愛知県出身。好きな調査シーンは張り込み。19歳から探偵の修行を始め、他の職業をやることなく社会に出て現在までずっと探偵。中高生の頃から中南米地域に興味があった為、好きな探偵と中南米を合わせよう!ということで23歳のときに中南米で探偵をする為グアテマラ入りをする。グアテマラにて活動後、事業の基盤作りの為帰国。まずはアジアからということで現在はバンコクやマニラなどでの調査を経験しながら、国際探偵への道を走っている。多くの男女トラブルや企業内外の調査を受けている。

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