よく、芸能人にたとえて「誰々に似てるって言われませんか?」と言う会話、よくありますよね。今回、無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、こうした会話を本人に対しては避けるようにしているとか。その納得の理由とは?
「〇〇に似てますよね?」
人と話をしていて、個人的になるべく言うのを避けようと思っていることがあります。「〇〇に似てますよね?」という話題です。
例えば、「ジャニーズの誰々に似てますよね?」「女優の誰々に似てるって言われません?」みたいな話題ですね。
当人がいない場所で他の誰かと話題にする分には構いませんが、当人に対しては避けると言う話です。
なるべく気をつけていてそれでもつい言ってしまった時は、「あ~やってしまったな」と後悔することが多い話題でもあります。
誰かに似ているという話は、言っている側の人からするとたいてい「褒めているつもり」の場合が多いでしょう。
この時代に言い方は悪いですが、言われて嬉しくないであろう人に「似てるね」と言う人はそう多くはありません(そこまで考えてない人もいるのかも
しれませんが)。
ただこの「言われて嬉しいだろう」という考え自体がそもそも違うと思うのです。
人の好みなんて人それぞれですから、「絶対に嬉しい」なんてことはありません。
それこそ僕も、「誰々に似ている」と言われることがたまにあるのですが、その人がどれだけ有名だろうが良いとされている人だろうが、別に嬉しいことはありません。
むしろ、「似てると言われるということは、自分にはあまり個性がないのかなぁ」とか考えてしまうこともあります。
また、「誰々に似ている」と言われても返答に困ることがほとんどです。
「嬉しいです」と言うのも変だし、かといって「そんなことないですよ」もなんだか違う気がするし、やたらと気を使うことの方が多い。
言われて喜ぶ人もいると思いますが、僕のようなタイプもいるのです。だからなるべく自分からは言わないようにしようと思ってはいます。
これで気をつけたいのは、相手がお客様なら尚更ということです。
すでに関係が出来上がっていて、お互いに知っている相手同士であればまだ返しようもあります。
でも、今日初めましてのような相手だとそれこそ返答に困ることが多く、「面倒だな」と感じることの方が多い(と僕は思ってます)。
それをお客様にやってしまうと、いよいよ接客もしにくくなります。
万一喜んでくれればラッキーですが、リスクの方が大きい気がしませんか?
ですが意外と、この話題をぶつけてくる販売員って結構いるのです。
会話をしていたと思ったら急に、「ところで誰々に似てるって言われません?」みたいに言ってくる。
それで会話が盛り上がると思っているかもしれませんが、言われた側は返しに困り面倒なだけです。
絶対にやめるべきとまでは思いませんが、少なくとも他の話題で会話を盛り上げた方が良いのではないかと考えています。
もしよく言ってしまうということであれば、その発言は本当にお客様のためになっているかどうかは考えてみてもらいたいです。
今日の質問&トレーニングです。
1.「誰々に似ている」と自分が言われて、返事に困ったことや違和感などを感じたことはありませんか?
2.そう感じた理由はなんでしょうか?
image by: Shutterstock.com
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