イラン介入は“大歓迎”か?イスラエルが欲しい「核施設攻撃」の口実

 

第3次大戦勃発か否かの歴史的瀬戸際に立たされている人類

イスラエルの同盟国アメリカの立場はどうでしょうか?

ウクライナとイスラエル、「二正面作戦」を強いられるアメリカは、イスラエル、イラン戦争を望まないでしょう。しかし、北朝鮮の失敗例もあるため、イランの核兵器保有を見逃すわけにもいかない。だから、アメリカは、まずイランと交渉します。

  • 核合意を復活させよう!
  • イランは、ウラン濃縮濃度をこれ以上上げるな。IAEAを入れて、核開発を制限しなさい
  • そのかわり、私たちは制裁を解除しよう
  • イランは原油輸出を自由にできるようになり、経済が大復活するだろう

しかし、イランは、「アメリカと核合意を結んでも、トランプが戻ってきたらまた破棄されるかもしれない」と懸念を表明することでしょう。

どういう決断が下されるかは、アメリカ政府とイラン政府高官の判断によりますが。

  • 交渉決裂 → イランがハマスを守るためにイスラエルを攻撃 → イスラエルが報復としてイランの核施設を爆撃

といった事態も大いにあり得ます。

そして、以前の記事にも書きましたが、ウクライナ戦争、中東戦争が、習近平に影響を与える可能性がある。「ロシア、イランと戦うアメリカに、台湾を守る余裕はないだろう。今が台湾侵攻のチャンスなのではないか???」と。さらに金正恩も、「韓国を併合するチャンスなのではないか?」と考えるかもしれない。

というわけで、私たちは今、「第3次大戦勃発か否か?」の歴史的瀬戸際に立っているのです。大げさではなく。

(無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』2023年10月16日号より一部抜粋)

image by: Anas-Mohammed / Shutterstock.com

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【著者】 北野幸伯 【発行周期】 不定期

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