なぜ、デキる販売員は目の前にいる客の「欲しいの優先度」を変えられるのか

 

お客様の中にもどちらかしてないというわけではなく、どちらも存在しているからです。

機能重視の人でも感覚面の魅力は必要ですし、逆も然り。

ただ、優先度はあります。

極端な言い方をすれば、機能性に目を瞑っても感覚的に欲しいと思えるか、感覚面に目を瞑っても機能性で欲しいと思えるかです。

これが人によって大きく違うというわけですね。

例えばこれはヒアリングで引き出すこともできます。

優先度がどちらが高いかを会話の中で引き出すことで、説明や提案はしやすくなるでしょう。

また、実は販売員主導で導くこともできる場合があります。

それは例えば、「この手のアイテムは感覚的に選ぶよりも機能性を重視すべき」のように、お客様自身に選び方をレクチャー(というのは言い過ぎですが)するような場合です。

お客様の中の優先度がたとえ違っても、商品によっては選び方が存在するものも少なくはないために、こうした導くような接客をすることもあるということです。

機能か感覚か。

この両極端だけでは決してありませんが、まずは双方をイメージしておくと、どんな説明や提案をするかの方針は定まりやすくなります。

今日の質問&トレーニングです。

1)あなたが商品を選ぶ時には、機能性が優先ですか?感覚面が優先ですか?

2)商品カテゴリによって違いがあると感じる場合は、それぞれなぜ違うのかを考えてみましょう。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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