いつも述べていますが、「インスリンは人体の生存に必要不可欠であるが、その量は少なくて済む程、身体には優しい」ということを改めて強調したいと思います。
スーパー糖質制限食なら、インスリンは必要最低限で済むので、大きな利点と言えます。
スーパー糖質制限食なら、正常人においても、糖尿人においても、「高血糖」「高インスリン血症」という発がんリスクを著明に減らしますので、発がん予防できる可能性も高いのです。
インスリン注射をしている糖尿人においても、高糖質食に比べれば、スーパー糖質制限食実践で、その単位を減らせるので、発がんリスクや発がん後の死亡リスクも減らす可能性が高いです。インスリン注射は、内因性インスリン分泌能が残っている人では、ゼロにできたり、1/3以下に減らせることがあります。
今回のデンマークの研究も、当然普通に糖質を摂取してのデータです。
日本においても従来の糖尿病食(高糖質・低脂質食)を摂取すれば、「糖尿病患者はがんになりやすいだけでなく、発がん後の死亡率も高い」ということになるのは想像に難くありません。スーパー糖質制限食なら、それが防げる可能性が高いのです。
この記事の著者・江部康二さんのメルマガ
image by: Shutterstock.com
ページ: 1 2