インスリン恐るべし。発がんリスクも発がん後死亡率も高いというデータ

 

いつも述べていますが、「インスリンは人体の生存に必要不可欠であるが、その量は少なくて済む程、身体には優しい」ということを改めて強調したいと思います。

スーパー糖質制限食なら、インスリンは必要最低限で済むので、大きな利点と言えます。

スーパー糖質制限食なら、正常人においても、糖尿人においても、「高血糖」「高インスリン血症」という発がんリスクを著明に減らしますので、発がん予防できる可能性も高いのです。

インスリン注射をしている糖尿人においても、高糖質食に比べれば、スーパー糖質制限食実践で、その単位を減らせるので、発がんリスクや発がん後の死亡リスクも減らす可能性が高いです。インスリン注射は、内因性インスリン分泌能が残っている人では、ゼロにできたり、1/3以下に減らせることがあります。

今回のデンマークの研究も、当然普通に糖質を摂取してのデータです。

日本においても従来の糖尿病食(高糖質・低脂質食)を摂取すれば、「糖尿病患者はがんになりやすいだけでなく、発がん後の死亡率も高い」ということになるのは想像に難くありません。スーパー糖質制限食なら、それが防げる可能性が高いのです。

この記事の著者・江部康二さんのメルマガ

初月無料で読む

image by: Shutterstock.com

江部康二この著者の記事一覧

(財)高雄病院および(社)日本糖質制限医療推進協会 理事長。内科医。漢方医。京都大学医学部卒、同大胸部疾患研究所等を経て、1978年より医局長として高雄病院勤務。2000年理事長就任。高雄病院での豊富な症例をもとに、糖尿病治療、メタボ対策としての糖質制限食療法の体系を確立。自らも二型糖尿病であるために実践し、薬に頼らない進行防止、合併症予防に成功している。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料お試し登録はこちらから  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 糖尿病・ダイエットに!ドクター江部の糖質オフ!健康ライフ 』

【著者】 江部康二 【月額】 ¥660/月(税込) 初月無料! 【発行周期】 毎週 火・金曜日

print
いま読まれてます

  • インスリン恐るべし。発がんリスクも発がん後死亡率も高いというデータ
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け