今やすっかり影響力を失ってしまった旧ジャニーズ事務所ですが、それは所属タレントにも言えるようです。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんは、亀梨和也主演の映画『怪物の木こり』が大惨敗だったことを受けて、彼らジャニタレの賞味期限切れを心配しながら、4年前に取材した亀梨と深キョン「破局」報道の思い出を明かしています。
亀梨和也『怪物の木こり』大惨敗と深キョンの“合鍵”の行方
映画関係者と、取材も兼ねた雑談をしていたら、港区西新橋周辺から「事務所の倒壊と共に、旧ジャニタレントはもうダメかもな…」なんて悲しい声が聞こえてきました。
早速調べてみると、そう言った関係者は『怪物の木こり』の配給会社の人間でした。
監督・三池崇史、主演は『KAT-TUN』亀梨和也、共演者に菜々緒、吉岡里帆、中村獅童…サイコパスが似合う冷たい笑顔を持つ亀梨が新たな境地を開く作品だと、個人的には思っていたのですが…公開3日目で約89,400人の観客数、興行収入はわずか1億1,500万円では愚痴のひとつもこぼしたくなるのも理解できます。
亀梨といえば3年前、『事故物件 恐い間取り』というホラー映画にも出演、低予算にもかかわらず公開3日目で約4億6,500万円、最終興収は約23億4,000万円という数字を残しています。
“ホラーもイケる亀梨”という残像が『怪物の木こり』のキャスティングにも影響したのだとは思いますが、何故か今回は大惨敗に終わってしまったわけです。
もうひとつ、この配給会社は今年の3月に『映画ネメシス黄金螺旋の謎』も担当していたのですが…広瀬すず、橋本環奈、真木よう子をもってしても最悪のコスパだったと関係者は漏らします。
ちなみに『ネメシス』の公開3日間は観客動員数16万1,800人で、興収は約2億円。
もはや亀梨や櫻井翔は、顔を出すだけでファンがお金を落とす存在ではなくなってきてしまったのでしょうか。
冒頭で“冷たい笑顔が似合う”と亀梨のことを言ったのは、私が2019年4月期に彼の出演した『ストロベリーナイト・サーガ』の取材をしていたからです。
共演は二階堂ふみで、目をつぶれば新宿2丁目の太宗寺周辺の景色が鮮やかに蘇ってきます。
ロケは平日の昼間に行われたのですが、現場では撮影の為道路が完全に封鎖され、ご近所さんたちは亀梨や二階堂を間近で見られる喜びに沸いているかと思いきや、とても迷惑そうに通りを行き交っていたのが印象的でした。
「家の近くで亀梨君が撮影してたの。カッコ良かった~」という雰囲気は皆無でした。
この取材の私のテーマは、当時『週刊文春』が報じた“深田恭子に青年実業家の新恋人 元恋人の亀梨が捨て切れない深キョンのマンションの合鍵”みたいな内容の記事を掲載、亀梨の動向を追跡取材することでした。