■ ストレスはネタにしろ!
このミステリーの話を踏まえ、ストレスについて考えてみます。
先ほどお話ししたように、自分の「ストレス」は、実は周囲の人の興味を引くことができます。
たとえば「歩いていて、変な人に声をかけられイラっとした」場合について考えてみましょう。
それをマンガとして
「歩いていたら、このように声をかけられて、こう思った」
と、エッセイマンガを作ってみるのも手です。
ただ当然ですが、不幸を受けっぱなしのストーリーだと、どんどんネガティブな作品になってしまいます。
「この不幸があったけど、その後こう変わった」
「私を不幸にさせたあの人は、将来どうなるんだろう」
などのように「神の視点」のようなイメージで今後を考えてみましょう。
すると、もう少し前向きな展開を見出すことができ、作品としてもよりポジティブになっていくでしょう。
■ 「表現する」ことが何より重要!
今はSNS含め、どんな人でも自分の作品を簡単に発表できる時代です。
「自分はマンガなんて描けない」という人は、単純に文章で発信するのもオススメです。
もちろん、作品としてわざわざ発信するのは難しい…と感じられる方もいるでしょう。
その場合は、友達や家族に、ネタとして話していくだけでも気持ちがスッキリしていきます。
いずれにせよ、「自分の経験を言葉で表現する」ことに意味があります。
なぜならこの行為こそが、今の自分の心境を冷静に判断する助けとなるからです。
「このできごとを作品にするにはどうしたらいいだろう…」
「ネタになるんじゃないか…」
「親しい人にネタとして話すなら…」
この視点によって、どんなできごとも少し前向きな対応を取ることができますよ。
少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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