東日本に人が住めなくなる。国民のほとんどが忘れている福一原発「使用済み核燃料プール」に残されている殺人物質

 

またしても東電のオタメゴカシの新しい「お約束」が登場!

東電は海洋放出に当たって、次のように説明しています。

※ トリチウムの年間放出量は、事故前の福島第1原発の放出の上限である年間22兆ベクレルを下回る水準とし、定期的に見直します。

※ 環境影響のモニタリングの分析には、IAEA(国際原子力機関)の協力も得ることで、信頼性を確保します。

※ 放出に伴う風評被害が発生した場合は、東電が賠償することにし、期間や地域、業種を限定せず、被害の実態に合わせて迅速かつ適切に対応します。

※ また、政府も、農水産物の販路の拡大や観光客の誘致などを支援します。

──といった表向きの方針が発表されていますが、信用できるでしょうか。

漁業関係者への、今のところの風評被害補償金も1,000億円強を積み上げましたが、これも国民の税金ということが忘れられています。

国のカネではありません。国民の血税なのです。

しかも、これからも日本産の輸入禁止措置を中国が採り続ける限りでは、1,000億円ではとても足りなくなります。

今まで政権忖度の腐ったマスネディアを信じていた国民は、他国の原発処理水と同じ「トリチウム水」と錯覚させられてきたのです。

こうした恐るべき、マスメディア誘導が行われてきたのが、この国です。

何か将来に、とんでもない「どんでん返し」が待っていて、後世の日本国民が世界中から叩かれるのではないのか?……と訝しさが募るばかりなのです。

さて、今回はここまでといたしますが、原発の核燃料プールの問題や処理水についての詳しい情報は、当メルマガ第回(2023年10月9日「危ないのは原発や処理水だけではない!使用済み核燃料プールの危険性について警鐘を鳴らさない、危険と隣り合わせの日本の現状!」)のバックナンバーをご参照頂ければ幸いです。

【関連】まだ福一原発事故は終わっていない。処理水よりも深刻な「使用済み核燃料プール」の中に残るヤバい物

(本記事はメルマガ4/1号の抜粋です。ご興味をお持ちの方は初月無料のお試し購読をどうぞ。4月分の記事をすべてお楽しみいただけます)

この記事の著者・神樹兵輔さんを応援しよう

メルマガ購読で活動を支援する

神樹兵輔さんの最近の記事

image by: 経済産業省 資源エネルギー庁

神樹兵輔この著者の記事一覧

投資コンサルタント&マネーアナリスト。富裕層向けに「海外投資懇話会」を主宰し、金融・為替・不動産投資情報を提供。著書に『眠れなくなるほど面白い 図解 経済の話』 『面白いほどよくわかる最新経済のしくみ』(日本文芸社)、『経済のカラクリ』 (祥伝社)、『見るだけでわかるピケティ超図解――21世紀の資本完全マスター』 (フォレスト出版)、『知らないとソンする! 価格と儲けのカラクリ』(高橋書店)など著書多数。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料お試し登録はこちらから  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 『神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図──政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる!』 』

【著者】 神樹兵輔 【月額】 ¥660/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎週月曜日

print
いま読まれてます

  • 東日本に人が住めなくなる。国民のほとんどが忘れている福一原発「使用済み核燃料プール」に残されている殺人物質
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け