今のブームに乗っかるだけではなく、このブームが終わった時に何を残せるかを考えておくのです。
ブームで来てくれたお客様というのは、たいてい長続きもしません。
「流行っているから」という理由が大きなものですから、真に自店や商品を愛してくれているわけではないのです。
とすると、そんなお客様に自店や商品の良さをちゃんとわかってもらえるような努力は必要でしょう。
同時にブームになると、これまでに店を支えてくれたお客様は遠のきがちです。
ゆっくり楽しめる時間が好きだったのに、忙しそうでロクに会話もできなくなったり、対応が雑になったりしてなんだか気持ちが離れることもあります。
人によっては、「自分がこっそり好きだったものがたくさんの人に知られた」という心理的な理由で興味を失ってしまう人もいますよね。
そんなお客様たちが離れていかないような努力も必要になります。
忙しいからと言って無碍に扱ったりまともな対応ができなくなれば、あっという間に誰もいなくなってしまい、ブームが過ぎ去った後には焼け野原しか残りません。
ブームが来た時ほど、足元を見て地盤を固める。
この意識は本当に大事です。
流行に流されやすい業界もそうですが、普段そんなことの少ない業界だと慣れていない分余計にやらかしてしまう可能性は高まりますよ。
今日の質問&トレーニングです。
1)自社がブームに乗った時、自分の立場として絶対に忘れてはいけないことは何ですか?
2)ブームに乗るメリットとデメリットをそれぞれ思いつくだけ書き出してみましょう。
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